1.
「これまでの人生が、これからの人生を決める」と考える人が多い。心底、それは間違いだと思いますね。そうではない、「これからの人生が、これまでの人生を決める」のです。今日の、いま、ここからの人生が、これまでの人生に意味を与えるということです
山口周
2.
「この先、どうなりますか?」と他人に聞く人と「この先、どうしたいのか?」と自問する人。長い時間が経つと両者には埋めがたい差が生まれてしまう。
山口周
3.
「軸がある」というと「頑固」というイメージをもたれるかも知れないけど、それは真逆で、むしろ軸があるからこそ方法論においては柔軟に対応できるんです。瑣末なことに頑なになる人は軸がないので自信がないんです。
山口周
4.
「優秀さ」とはなにか。それは「その時代において希少なものを生み出す能力」のことです。正解が過剰な時代にあっては問題を解く能力の価値は減損する一方、希少な問題を見つける能力の価値が高まり、そういう人が「優秀」ということになります。
山口周
5.
本当に辛いのは「長時間の労働」ではなく「意味のない労働」なので、働き方改革を謳うなら「仕事の量」よりも「仕事の意味」に目を向けないといけません。まあ量は可視化しやすいですからね、みんなすぐそっちに流れてしまう。
山口周
6.
「やりたいこと」と「なりたいこと」を常に切り分ける。「なりたいこと」は職業名になるので、必ず「過去にあった仕事」になります。一方で「やりたいこと」は行為なので未来に開いている。
その他大勢の他者の真似をしたくなければ思考は常に「なりたいこと」より「やりたいこと」に向けるべきです。
山口周
7.
結局のところ「居場所の見つけ方」が全てだということですが、やっと見つけた居場所も「相手」「社会」「自分」の三つが変化していくことでフィットする居場所ではなくなる時が必ず来る、その見極めができないと悲劇が待ってるということに注意が必要ですね。
山口周
8.
あなたには「逃げる責任」があります。理不尽で苦しい状況に置かれたら「逃げてもいい」のではなく「逃げなければならない」んです。
山口周
9.
プロフェッショナルというのは80%の力でクライアントを継続的に満足させられる人のことです。
山口周
10.
煮詰まったらまずは虚心坦懐に現場を見てみる、というのは知的生産におけるゴールデンルールといえます。
山口周
11.
イノベーションのほとんどは「思いついた人」ではなく「あきらめなかった人」が実現している。
山口周
12.
ビジネスにおける知的生産は「行動の提案」まで踏み込むことで初めて価値を生み出す。
山口周
13.
一時間考えても答えが出ないというとき、それは思考量に問題があるのではなく、ほぼ間違いなく「問いの立て方」か「情報の集め方」に問題がある。
山口周
14.
行動を起こさせるためにはメッセージが明快に伝わる必要があり、メッセージを明快にするためには余計な情報をできる限りそぎ落とす必要があります。
山口周
15.
知的生産に従事する立場にある人間は、すべからく「説得より納得を、納得よりも共感を」追い求めていく態度を失わないようにしてほしい。
山口周
16.
いつもは60点でやりすごしながら、ココゾというときに150点を取りにいく、というのが知的生産における勝ち方になります。
山口周
17.
「心に浮かんだ問い」をきちんと手で捕まえる能力、というのは知的生産の根幹をなす能力になる。
山口周
18.
一所懸命に頑張らず、次々にポジショニングを試すことで、最も自分が輝ける場所を探す
山口周
19.
偽物を掴まずに真中の真は見つけられない。
山口周
20.
自分の衝動を前面に出し始めた瞬間、人生が動き出した。
山口周
21.
重要なのは、よくいわれるような「常識を疑う」という態度を身につけることではなく、「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選球眼をもつということです。
山口周