1.
数学は必ず発見の前に一度行き詰まるのです。行き詰まるから発見するのです
岡潔
2.
人は極端になにかをやれば必ず好きになるという性質をもっています。好きにならぬのがむしろ不思議です。
岡潔
3.
本だって読むことより読みたいと思うことのほうが大切なのです。
岡潔
4.
人間が人間である中心にあるものは科学性でもなければ論理性でもなく理性でもない情緒である。
岡潔
5.
数学は印象でやるもので、記憶はかえって邪魔になる。忘れるものはドンドン忘れて行く。これが極意です。
岡潔
6.
私は三日かからねば、つまり二晩寝なければ解けないという問題から問題と呼ぶことにしている。
岡潔
7.
明治以前の日本人は死ねばそれきりなどとは思っていなかったのであってこの一生を長い旅路の一日のごとく思っていたのである。
岡潔
8.
いまの人類文化というものは一口に言えば内容は生存競争だと思います。生存競争が内容である間は人類時代とはいえない獣類時代である。
岡潔
9.
いまの教育では個人の幸福が目標になっている。人生の目的がこれだからさあそれをやれといえば道義という肝心なものを教えないで手を抜いているのだからまことに簡単にできる。
岡潔
10.
自分の好きなものだけが正しいのだと言う勇気はありませんね。
岡潔
11.
問題を出さないで答えだけを出そうというのは不可能ですね。
岡潔
12.
理性のなかを泳いでいる魚は、自分が泳いでいるということがわからない。
岡潔
13.
心が納得するためには、情が承知しなければなりませんね。
岡潔
14.
文章を書くことなしには、思索を進めることはできません。
岡潔
15.
しかし、こんな美しい地球を滅ぼさせたくないですね。
岡潔
16.
敬虔ということで気になるのは、最近、「人づくり」という言葉があることである。人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするにすぎない。「人づくり」などというのは思い上がりもはなはだしいと思う
岡潔
17.
理想の高さが気品の高さになるのである
岡潔
18.
科学が進歩するほど人類の存在が危うくなるという結果が出
岡潔
19.
言葉で言い表すことなしには、人は長く思索できない
岡潔
20.
どの人がしゃべったのかが大切なのであって、何をしゃべったかはそれほど大切ではない
岡潔
21.
広い世界のものには関心が持ちにくく、狭い世界のものには関心が持ちやすい
岡潔