1.
自分の中の欠点みたいなものは、絶対、財産なんです。
山田太一
2.
いいことには、必ずわるいことがくっついてくる。何を選んでも、完璧な幸福というわけにはいかない。
山田太一
3.
良い条件が揃っている人間というのは、それだけ多くのチャンスを失っているという気がする
山田太一
4.
一日置いた方が欠点がよく見える
山田太一
5.
マイナスの経験をした人は有利です。してない人は、人の気持ちが分からなくなっている。分からないことすら気づかずに生きてしまう。
山田太一
6.
僕は基本的に家族はバラバラでいいと思っています。子供には関心を持っていればいい。「誰かがいつもお前を見ている」というのは救いになる。
山田太一
7.
60パーセントぐらい幸せだったら、相当に幸せだと思うことにすればいい
山田太一
8.
男と女の間にはどうにも超えられないものがある。どんなに仲良くしても他者なんだ、ずっと他者なんだということを教えてくれる。
山田太一
9.
諦めるということは、自分が“明らかになる”ことでもあります。
山田太一
10.
大切なことは、自分が実感できる範囲にまずは目を向けることです。今いる場所、今あるもの、今置かれている状況。出来たら、それらを愛すること
山田太一
11.
短い間誰かに夢中になるということはだれにでもある。しかし、長くひとりの人間を愛し続けるということは、ほっといてできることではない。
山田太一
12.
私の青春時代は、日本中が貧しさにあえいでいました。明日ご飯が食べれるかどうかもわからない。そんな時代からすれば、今はほんとうに豊かな時代です。
不況でお金がないと言うけれど、みんな牛丼の大盛りくらいは食べられるでしょう。あんなご馳走を私は若い頃に食べたことがありません。私たちの世代からみれば、今は天国にいて愚痴を言っているようにさえ思えます
山田太一
13.
前に進むことだけが幸福ではない
山田太一
14.
良いことも悪いことも引き受けて、その限界の中で、どう生きていくかが大切
山田太一
15.
一般的基準で価値が高いというものだけに興味を持ち、そういうものしか愛せない人たちより、オタクはずっと素敵だと思います。
山田太一
16.
われわれが現実を失って見当ちがいのことをして不幸になるということは、結局、自分が何を欲しているのかわからなくなってるということでもあるのでしょうね。
山田太一
17.
人間なんてほんとうにどうしようもないものなんだ、という認識が基本になければいけない
山田太一
18.
それは多くの考えの中のひとつの考えなのであるから、「だから」という言葉で結論と結びつけてはいけない。「そうだとすれば」という保留をつけなければならない。
山田太一
19.
生きていくということは限界を受け入れることであり、諦めを知ることでもあると思います。でも、それはネガティブなことではありません。
山田太一
20.
人は傷つけあってしまうということを、綺麗事でなく教えなくてはならない
山田太一
21.
“誰かがやったら、同じものをやらない”という姿勢がなくなってきた。何かが当たると似たようなものを作り、多様性がなくなってきている
山田太一