1.
自由はとるべきものなり、もらうべき品にあらず。
中江兆民
2.
(ガンで余命が一年半だと宣告されて)ほう、そんなに生きられますか。こりゃ寿命の豊作だ。
中江兆民
3.
思想は種子なり、脳髄は田地なり。
中江兆民
4.
笑うべしこの議長、悲しむべしこの議場、おそるべし将来の会。
中江兆民
5.
剣をふるって風を斬れば、剣がいかに鋭くても、ふうわりとした風はどうにもならない。私たちは風になろうではありませんか。
中江兆民
6.
君主も人間、われわれも人間、おなじ人間でありながら、自分の権利によって生きることができず、ひとのおかげではじめて生きるというのは、実にはずかしいことではないでしょうか。
中江兆民
7.
たとい政治家が時と場所とをわきまえずに施政したために、いく千万の人間が禍いをこうむったとしても、その跡を吟味した学者はきっとこう言うでしょう。あれは、ああならざるを得ぬ理由があって、ああなったのだ、と。
中江兆民
8.
よし、俺に25両の価値がないか良く見ておけ。
中江兆民
9.
わしは儲けるためには詐欺と強盗以外なら何でもやるぞ。
中江兆民
10.
一年半、諸君は短促なりといわん。余は極めて悠久なりという。もし、短といわんと欲せば十年も短なり、百年も短なり。
中江兆民
11.
我々に授けられた憲法が果たしてどんなものか。玉か瓦か、まだその実を見るに及ばずして、まずその名に酔う。国民の愚かなるにして狂なる。何ぞ斯くの如きなるや
中江兆民
12.
平民主義というのはまだ階級に未練がある。余はさらに下がって「新平民主義」である。
中江兆民
13.
それ商徳とも称すべきは機敏と信用と耐忍との三の者なり。
中江兆民
14.
大久保公、私はもう日本にいてもつくべき師がいない。日本にあるフランス語の本もみんな読んでしまった。あとはフランスに留学するしかない。この私をヨーロッパに留学させないと日本にとっての損失ですよ。
中江兆民
15.
(国会で)こんな連中とは、口をきくのもイヤだ。
中江兆民
16.
わが日本、古より今に至るまで哲学なし。哲学無き人民は何事なすも深遠の意無くして浅薄を見れず。
中江兆民
17.
家庭は主人の城壁なり。
中江兆民
18.
民主の主の字を解剖すれば、王の頭に釘を打つ。
中江兆民
19.
維新の傍観者だった。
中江兆民
20.
服装で給料もらうわけじゃないだろ。
中江兆民
21.
私は同郷や情実を利用するのを潔しとしない。
中江兆民