1.
私はいつも、ただよい小説を書こうとしているだけです。ただ、そのための時間と労は惜しみません。私は文字通り四六時中、小説のことだけを考えています。
山崎豊子
2.
取材で得た事実を羅列しただけでは小説にはなりません。テーマをどう構成し、人間ドラマを形作って行くか、考えに考え抜き、ディテールにもこだわります。そうしてこそ作品に厚みが出て、真実というものが表現できるのではないでしょうか
山崎豊子
3.
作家として日本の将来を考えた場合、本当に勇気を持って書き続ける精神を失ったら“作家の死”を意味する。命ある限り勇気を持って書く。
山崎豊子
4.
私は未知の国に行くときは、時間をムダにしないように、その国をよく知っている人を探すことにしています。
山崎豊子
5.
カネ、カネ、モノ、モノといって、日本はいま精神的不毛地帯になりつつあることを警告したい。
山崎豊子
6.
小説ほど面白いものはないですね。人間ドラマですものね
山崎豊子
7.
いちばん小説づくりで苦しむのは主人公ですね。主人公の性格即小説だといってもいい。
山崎豊子
8.
骨の折れるしんどい仕事をしていると、作者にしか味わえない楽しみをそっと忍ばせてみたくなるのです。
山崎豊子
9.
自分の血で描いているという思いがあります
山崎豊子
10.
もし神様が一つ願いをかなえてくれるなら、私の青春時代を返して欲しいと伝えたい。そして、もっと勉強をしたかった。
山崎豊子
11.
長編小説の取材・執筆には数年間かかりますし、小説に全力集中したいため、講演、対談、エッセイなどのお仕事はたいていご辞退しています。
山崎豊子
12.
私には、若くして死んでいった人間たちへの責任があります。だから半世紀も作家を続けてこられたのです。
山崎豊子
13.
掲載した連載誌の広告が止められて、私は貧乏神でした
山崎豊子
14.
「原稿用紙と万年筆を持ったまま棺に入る」覚悟でいる
山崎豊子
15.
人によってお辞儀の角度を変えてはいけない
山崎豊子
16.
不条理に立ち向かい、虐げられた側の心を書き残すのが作家の使命
山崎豊子
17.
私には青春を奪った横暴な国家というものを許さん、という思いがしみこんでいます。泣きみそ(泣き虫)ですが気が強いんです。
山崎豊子
18.
人間は、休むときの度胸が一番大事や。
山崎豊子
19.
先の戦争で、大学生だった私は軍需工場へ動員されました。その時の辛さ、悲しさが私の作家としての原点でもあります
山崎豊子
20.
長編の執筆が始まると、終日、書斎に閉じこもり、日々是(これ)牢獄の思いになるのです。ですから、連載が完結したときは「出獄!万歳!」と快哉を叫ぶことになるわけです。
山崎豊子
21.
120%の取材をして90点の小説ができる
山崎豊子