1.
男にとっては今日一日だけの浮気心にすぎないものに、女はその一生を賭ける。
フランソワ・モーリヤック
2.
私たちの人生は、私たちが費やした努力だけの価値がある。
フランソワ・モーリヤック
3.
死ぬまでにひとつの心の中だけでも深く分け入ることができたなら、それで幸福としなければなるまい
フランソワ・モーリヤック
4.
女というものは存在しない。存在するのは様々の女達である。
フランソワ・モーリヤック
5.
君が幸福である限り、君は多くの友だちを数えることができよう。だが、形勢が悪化したときには、君はひとりぼっちになるだろう
フランソワ・モーリヤック
6.
人間は自分の恋していた時のことを思い出すと、そのあいだには何一つ起こらなかったような気がするものだ。
フランソワ・モーリヤック
7.
誰かを愛することは他人に見えない奇跡をただ一人見ることである。
フランソワ・モーリヤック
8.
パリは人間のいっぱい住んでいる孤独である。田舎の都会は孤独のない砂漠である
フランソワ・モーリヤック
9.
情欲は勝利者のない戦闘である。
フランソワ・モーリヤック
10.
旅行は常になにかの口実になっている。
フランソワ・モーリヤック
11.
小説家はすべての人間の中で、一番神に似ている人間である。小説家は、神の猿(=模倣者)である。
フランソワ・モーリヤック
12.
ばかな、味わってはならない快楽などあるものか!
フランソワ・モーリヤック
13.
悔悟(かいご)の鍬(くわ)で耕された心には、とかくもっと悪い欲望が繁りがちである。
フランソワ・モーリヤック
14.
不安を、ことによっては混乱を引き起こす作品だからといって、それだけの理由で非難してはならない。良い不安、有益な内面の反乱というものがあるのだ。
フランソワ・モーリヤック
15.
小説家はすべての人間の中で、一番神に似ている人間である。小説家は、神の猿(=模倣者)である。
フランソワ・モーリヤック
16.
多くの女性は、教養があるというよりも、教養によって汚されている場合の方が多い。
フランソワ・モーリヤック
17.
子供というものは、生まれながらにしてすでにさまざまな性格や気質を負っている、恐るべき老人なのである。
フランソワ・モーリヤック
18.
食卓の周りに座っている子供達が、そのまま(我々の)全人生なのである。我々は彼らと同じに、人生の最も些細な心掛かりと最も輝かしい希望とを再び見出す。
フランソワ・モーリヤック
19.
本物の情熱なら、どんなに年とっていてもお笑いぐさではない。ゲーテ最晩年の恋愛を、私は滑稽とはさらさら思わない。
フランソワ・モーリヤック
20.
彼らには老年がどんなものかわからないのだ。人生から何も得られず、また死から何も期待できないという刑罰、あなた方には想像できまい。人生の彼方に何もないなんて、説明もなく謎の言葉を与えられないなんて。
フランソワ・モーリヤック
21.
人間の恋というのは、しばしば二人の人間の弱点が、出くわしたに過ぎないといった場合がある。
フランソワ・モーリヤック