1.
いじめの正体とは、一体何でしょう?加害者生徒?教師?学校?いえ、そのどれもが本質ではありません。
いじめの正体とは、空気です。特に右から左、左から右へと、全員で移動するこの国では、空気という魔物の持つ力は実に強大です!この敵の前では、法ですら無力かもしれません。
全てを飲み込み巨大化する恐ろしい怪物。立ち向かうどころか、逃げることさえ困難な相手です。
古美門研介
2.
もし君が、皆が幸せになる世界を築きたいと本気で思うのなら方法は一つだ。 醜さを愛せ。
古美門研介
3.
現代の医療は死屍累々の屍の上に成り立っている。
誰しも医学の進歩のためには犠牲があっても仕方がないと思っているはずだ。その恩恵を受けたいからね。しかしその犠牲が自分や家族であるとわかったとたんにこう言うんだ。話が違うと。
古美門研介
4.
正義は特撮ヒーローものと『少年ジャンプ』の中にしかないものと思え。自らの依頼人の利益のためだけに全力を尽くして闘う。我々弁護士にできるのはそれだけであり、それ以上のことをするべきではない。
古美門研介
5.
やられてなくてもやり返す! 身に覚えのない奴にもやり返す! 誰彼構わず八つ当たりだ!!
古美門研介
6.
あいまいにすることに何の意味がある。きれいな言葉を並べて許しあったところで、現実は何一つ変わらないんだよ。我々にできることは徹底的にぶつかり合わせ、人生にけりをつけさせてやることだけだ。
古美門研介
7.
本当の悪魔とは巨大に膨れ上がったときの民意だよ。自分を善人だと信じて疑わず薄汚い野良犬が溝に落ちると一斉に集まって袋叩きにしてしまう。そんな善良な市民たちだよ。
古美門研介
8.
何を基準にして人を好きになるかは個人の自由であり、そこに優劣はない
古美門研介
9.
君に才能があると思ったことは一度もない。私も天才などではない。才能とは、自分で必死になって掘り起こすものだ。そして、努力に努力を重ねて、一段、一段登っていくものだ。それを努力もせずに麓にいる者は、私のことを『あいつは天才だから』などという。
冗談じゃない。私も必死になって努力し続けているのだ。俺はゆとりで育ったのんびり屋がきらいだ。若いのに、努力する時間を惜しむ。若いお前らには時間がたっぷりある。でも俺にはたくさんは残っていないんだ。
そんな時間の無駄使いをするなら、くれよ。その時間を俺にくれ!
宇都宮仁平
10.
天才に常識を求めますか?反吐が出る。
ダヴィンチ、ゴッホ、ピカソ、北斎、手塚。彼らの職場に労働基準法があったと思いますか?王様と奴隷でなにが悪い?みんな平等、みんな仲良しで、天にそびえるピラミッドが作れるわけがない。
天才のもとで働こうとしたなら、地獄を見る覚悟をするべきだ。そして耐えられなかったのなら、黙って去れ。非常識で横暴で自己中心的。しかし、人類の宝のような作品を生み出す。
それが宇都宮仁平です。
古美門研介
11.
最も厄介な敵は、失うものがない人間です。
古美門研介
12.
人という字は、人と人とが、お互いに、支え合って出来ているわけはありましぇん!1人の人間が、両足を踏ん張って大地に立っている姿の象形文字です。
古美門研介
13.
着手金が一千万、報酬金が二千万、計三千万円。それがわたしの弁護士費用だ。金さえ払えばわたしが無罪にしてあげよう。
古美門研介
14.
この国では世間体に嫌われたら有罪なんです。政治国家でなければ、先進国でもない。魔女を火やぶりにして喜んでいる中世の暗黒時代そこものだ。
古美門研介
15.
同窓会だと!?事務所の苦境をほったらかして、過去を美化してお互い慰めあうだけの何の発展性もない集会に出るというのか?
古美門研介
16.
わがままで勝手でズルくて汚くて醜い底辺のゴミ屑ども、それこそが我々人間だ。
古美門研介
17.
自分も底辺の醜いゴミ屑の一匹であることを自覚しろ!
自分の理想の実現のために裁判を利用し、人をたらし込み騙し操り、自分の賢さに自惚れ他人のために尽くす自分が大好きで、犯す危険に酔いしれる。皆を幸せにしたい、Win-Winにしたい。だがそれらは全て君個人の欲望だ!
古美門研介
18.
わたしにはいくら金を積まれようと決して引き受けないことにしている仕事がふたつあります。ひとつはハイパーメディアクリエイター。何をしているのかさっぱりわからないからです。そしてもうひとつが痴話喧嘩の仲裁です。
古美門研介
19.
12歳の子が母親と断絶しようとしている。内心どれほどの苦悩を抱え、血を吐く思いをしているか君にわかるか? 二度と薄っぺらい言葉を吐くな
古美門研介
20.
金と権力は表裏一体。金を集める者が力を持つんだ。なぜか分かるか?人は、金のある所に集まるからだよ。だがこの国では金を集める者は悪とされる。己は金を求めるのにね。
そしてこうした愚民にこびた政治家がクリーンな政治を標榜し愚民がまたそれを支持する。その結果、力のない何もできない政治家ばかりが増え、力のある政治家は検察によって抹殺される。そして日本の政治家は駄目だと同じ国民が嘆くんだ
古美門研介
21.
弁護士は神ではないから真実なんて分からない。だから勝って依頼の完遂に専念するべし
古美門研介