1.
哲学者がどう言おうとも、人が生きている間の最も熱烈な望みは幸福である。そして、人が最も心から落胆するのは、この世では完全な幸福などあり得ないと悟った時である。
カール・ヒルティ
2.
決心ができていれば、あなたの心にのしかかるたいていの問題は、太陽の前の霧のように立ち消えてしまうものだ。
カール・ヒルティ
3.
神に代わって人間を支配する三つの力である、金と名誉と享楽との関係を断ったときに、人は初めて自分を自由に感じることができる。
カール・ヒルティ
4.
諸君にとって最も容易なものから始めたまえ。ともかくも始めることだ。
カール・ヒルティ
5.
常に偉大な思想を持って生き、つまらないことは軽視するように努めよ。
カール・ヒルティ
6.
幸福への旅路は、自分の世界の中にあり、自分の心に残る体験にある。
カール・ヒルティ
7.
時には敵の方が正しいこともある。というのは、人間の心は生まれつき甚だ利己的であり、どんな反論もすべて自分に対する侮辱だと感じるからである。
カール・ヒルティ
8.
常に今日のためにのみ働く習慣を作るがよい。明日はひとりでにやってくる。そしてそれとともに新しい明日の力もまた来るのである。
カール・ヒルティ
9.
我々が人生で直面する憎しみのほとんどは、単なる嫉妬か、あるいは辱められた愛に他ならない。
カール・ヒルティ
10.
最良の友人とは、いつでも苦しいときに友を見捨てない人のことである。
カール・ヒルティ
11.
すべての偉大な業績は、小規模に、少人数から始まるものだ。
カール・ヒルティ
12.
眠りにつく前に、翌朝起きることを楽しみにしている人は幸福である。
カール・ヒルティ
13.
私は幸せを見つけられると信じている。そう考えないのであれば、不幸について話してそれをいっそう辛いものにしないため、沈黙すべきである。
カール・ヒルティ
14.
成功はすべての人間の悪い性質を誘い出し、不成功は善い性質を育てる。
カール・ヒルティ
15.
人を不安にするものは、出来事そのものではなく、むしろそれに関する人の考えである。
カール・ヒルティ
16.
これまでに激しい苦悩も味わうことなく自我の大きな劣敗を経験してこなかった、いわゆる打ち砕かれたことのない人間は何の役にも立たない。
カール・ヒルティ
17.
自分の仕事に我を忘れて、完全に没頭できる人が、もっとも幸福である。
カール・ヒルティ
18.
病気は今日、多くの忙しすぎる人々に必要な休暇、完全なる安息、過去と未来に対する静観、真の人生の正しき認識、善き思想の数々など、健康を保持している場合には見失われていた人生の宝を与えてくれる
カール・ヒルティ
19.
忠告は雪に似て、静かに降れば降るほど心に永く積もり、心に深く食い込んでくる。
カール・ヒルティ
20.
人間の真の誠実は、たとえば礼儀正しさと同じように、小さなことに対するその人の態度にあらわれる。
カール・ヒルティ
21.
高慢は常に相当量の愚かさと結びついている。
カール・ヒルティ