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梅原猛 珠玉の名言・格言21選

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偉人の名言
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1.

人生はただ向こうから与えられるものではない。自ら創ってゆくものである。自ら創ってゆくにはやはり三つの段階が必要なのだ。ラクダの人生とライオンの人生と小児の人生。いいかえれば忍耐の人生。勇気の人生。そして創造の人生である。

梅原猛

2.

哲学とはやはり、自己の頭で、人生とは何か、世界とは何かを考え、それを体系化することである。

梅原猛

3.

日本は恥を失った社会ではないかと思う。恥を忘れることによって、日本は自律的な道徳心を失った国家になったのではなかろうか。

梅原猛

4.

日本の学界は、権威者が説こうが大ボスが語ろうが、間違っていれば間違っていると断言する根本的な懐疑の精神に欠けているようである

梅原猛

5.

仏教で言うところの“枯木”はただの枯木ではない。仏教でいう枯木は“存在”そのものと言ってよい。山も木であり、海も木である。その山々海や空も木と同じように枯れるのである。しかし枯れてしまってからこの世から失くなるというのではない。

梅原猛

6.

人々は神々の坐す「死の世界」を敬遠し、つとめて「生の世界」だけを考えようとしている

梅原猛

7.

かつては日本の本土にもこのような神々が、あちこちに存在し、人々は厚く神々を信じていた。ところが、神々は徐々に圧迫され、今や「神社」という狭い場所に押し込められ、その自由を失っている

梅原猛

8.

普通の人は「欲望」に使われて、自分の内に楽しみを求めるということをしないで、外へ楽しみを求めているが、それは、死を忘れているからである。死を人間の運命として深く自覚した人は、一日、一日を喜びをもって、自分のしたいことをして送ることが出来るはずだ

梅原猛

9.

富があれば富に使われ、位があれば位に縛られ、妻子があれば妻子に心を悩まされる。一人小さな家にすみ、心をひたすら浄土に向け、自由な生活をするに若くものはない。

梅原猛

10.

私は、現代は近代的理性が崩壊しつつある時代であると思う。理性の崩壊とともに、闇の中から神や鬼が姿を現す。あなたは深い闇の向こうから聞こえてくる神や鬼の声を、聞く耳を持っているだろうか

梅原猛

11.

普通の人は、一度成功すれば、あとはもう努力しないことが多い。成功しても努力を続けるのは、よっぽど救いがたい魂をもっている人なんです。

梅原猛

12.

大きな仕事をした人は、ちょっとやそっとの成功なんて認めない。人から褒められても自分ではまだ物足りない

梅原猛

13.

キリスト教の考えからすると、原罪を免れる人間は一人もいない。ニーチェはしかし、その原罪を否定する。原罪を否定し、善悪を超えるということは、キリスト教的二元論を超えて、無垢なる人間を幻想しそこに至るということである

梅原猛

14.

戦後の日本は、道徳に関していえば、祖先から受け継いできたものを食いつぶしただけという感じですね。とにかく戦後の日本人は、あの乏しさの中から「腹いっぱいものが食べたい」という一心で、毎日毎日を生きてきたのです。そのために一生懸命働いた。

梅原猛

15.

(戦後の父親は)道徳や倫理について考える余裕はなかった。だから、自分に子供ができたときに、道徳を教えずに、こういうことをすれば有利だということしか教えられなかったわけです。そう育てられた子供に、善も悪もわかるはずがありません

梅原猛

16.

私はだんだんこの世のごとに関心がなくなってきた。この世の地位とか名誉とかはたいしたことではない。死に変わり生まれ変わりつつも、この永遠なる命を信じる精神さえあれば、欲しいものも恐いものもないのである

梅原猛

17.

宗教からも道徳からも解放された人間はいったいいかかる人間になるのか。それは無限の欲望の満足をひたすら希求する人間です。

梅原猛

18.

人間が純粋な欲望人になりはてるとしたら、それは人間の精神の崩壊を示すものであります。そしてとくに若者の精神の崩壊ということが資本主義のもっとも発達した先進工業国に起こっている

梅原猛

19.

法の下では人間は全て平等であるという意識があるゆえに、人間はかろうじて富や権力の不平等に耐えられるのである。

梅原猛

20.

創造はいつも異端者の仕事である。つまり、新しい学問や新しい芸術を生み出すには、それまで権威として通用していた学問なり芸術なりを根本的に否定しなければならない。

梅原猛

21.

死はある意味では生の完成であると思わざるを得ない。

梅原猛