1.
ラムは一番作り込んだキャラクターですね。かわいさが第一と思って描いていました。劇画村塾で作った短編の宇宙人がもとになって。虎柄の服と電撃は雷様のイメージから。そこはシンプルな発想なんです。”だっちゃ”は、編集さんのアドバイス。
高橋留美子
2.
「めぞん一刻」で感情移入するっていうのは、よくわかるんです。大の男が女一人に6年もかけてね(笑)………、それだけの話なんですから。ほかに目標があったわけでも何でもない。志が低いとかいわれてもしょうがない部分があったりするわけじゃないですか(笑)
そんな話に私も入れこんだし、読者も入れ込んで下さった。
高橋留美子
3.
作品の面白さは、描いてみて反応をもらえないとわからない。「わからなくても、これを描かなくちゃ続けられないんだな」っていう怖さがありました。そういう“保つ”恐怖は感じたんですけど、でもやっぱりサンデーに載るうれしさが先に来ましたね
高橋留美子
4.
女の方が絵になりますし。やっぱり美しいものの方が書いてても気分いいですから。で、ダメ男が何かバカなことをしでかして、美女がそれに反応するっていうパターンが、まー、きっと性に合ってるんですね
高橋留美子
5.
ハッピーエンドであることにはこだわってます。結末はその方向で決まってるんだけど、そこに至る過程というのは、できればなるたけバタバタしてたほうがいい。そうすると、ダメな人がいっぱい出てくるんです(笑)。自分の中で、愛せるダメな人たちですけどね。
高橋留美子
6.
読者だと人のマンガに好きなことを言えるじゃないですか。載り始めたら一切それがなくなって、尊敬しかなくなる。なぜこの作家たちが載っているのかがわかるんです。そういう、プロとアマのラインが身に迫ってくる。
高橋留美子
7.
キャラクターとなる要素はさまざまにあるし、作者の試行錯誤の結果“立ったキャラクター”は無数にいて、それぞれが正解です。だけどほかの人が考えて発表したものは新味がないので、既に出た正解は使っちゃいけないものになる。
ですから答えはどんどん減ってゆくのだけれども、そんな中でも、キャラクターづくりの決まりごと・方程式はあるのだな、とわかってきました
高橋留美子
8.
若手の面白い人が出てくるのが楽しみだというのもありまして。青年誌も送っていただいたものはなるべく目を通しているんですけど、どの雑誌も必ず読みたくなるマンガがあるんです。
高橋留美子
9.
やっぱり、紙媒体であることが私にとっては大切で。“本をめくる”っていう面白さ、それを自分の中で大切にしていきたいなあって思っているんです。
高橋留美子
10.
やっぱりね、私はマンガは売れた方が良いと思うんです。それはイコール楽しい、面白いってことじゃないか、っていうのがあってね。わかる人がわかってくれればいいとか、同人誌じゃないと描けないネタがあるとか、そういうのは嫌なんですよ。
高橋留美子
11.
自分がすごい描きたいものを一般誌で描いて、大勢に読んでもらったほうがいいじゃん、っていうのはすごい思ってたし、今でも変わってない
高橋留美子
12.
世の中は、どんどんある種ガサついてきていますよね。でも、マンガは基本的に変わっていないと思うんです。マンガはマンガです。だから、マンガを読んでいる間は世の中のさまざまなことは忘れて、その世界を楽しんでいただけたらなと思いますね。
高橋留美子
13.
アニメは子どもが見るものであれ、と思っている
高橋留美子
14.
動物もそうですけど、キャラクターすべて、特にモデルとかはいなくて、想像の産物なんです。
高橋留美子
15.
見たあと嫌な気持ちにならない、というのが一番大切です。
高橋留美子
16.
自分が中高生の時に漫画にたくさん楽しみや喜びをもらったので、中高生が楽しめる作品を描き続けたい
高橋留美子
17.
私は永遠の“中2病”なんです
高橋留美子
18.
連載終了する前から、一人一人にお別れを言う感じで描いたりしています
高橋留美子
19.
昔のキャラクターを今でも好きでいてくれる読者の方の手紙などいただくと、本当に嬉しいです
高橋留美子
20.
体験が多い方がいいなんていうのは、凡人の思い上がりじゃないのかな(笑)。体験しなきゃ傑作描けない人は、才能がないんだって(笑)
高橋留美子
21.
自分が楽しく描いて、読者も笑ってくれればいいかな
高橋留美子