1.
みずから顧(かえり)みて尊い人になれ。
出光佐三
2.
金や権力、組織の奴隷になるな。学歴や学問、主義の奴隷になるな。自立して国家と国民、人類の幸福のために尽くせ。
出光佐三
3.
社員は家族だ。仕事がないなら探せばよい。安易に仲間をクビにして残った者だけで生き延びようとするのは卑怯者の選ぶ道だ。みんなで精一杯やって、それでも食っていけなくなったら、みんな一緒に乞食になろうじゃないか。
出光佐三
4.
事業は、だれが見ても美しからねばならぬ。醜悪なる、単なる金儲けであってはならぬ。
出光佐三
5.
僕は日本人として日本人らしく実行の道を歩いてきた。妥協を排し、誘惑に迷わず、ただひたすらに日本人の道を歩いてきたに過ぎない。
出光佐三
6.
わが社の資本はカネでなく、人間だ。カネは資本の一部だ。いちばん大切なのは人。人が第一であって、人が事業をつくり、事業がカネをつくる。カネは人についてくる。
出光佐三
7.
金は儲けたいが、信用を落としてまで金を儲けることはできない
出光佐三
8.
真面目に働く者が、それに見合う報酬を受けるのは当然の理である。好・不況にかかわらず、社員の生活は保障されねばならない。ぜいたくはいけないが、貧しいのはもっといけない
出光佐三
9.
不言実行は事業家の最も尊重すべき要点であります。大言壮語は実業家の最も慎むべき事であります。実業界の唯一の頼みは実力であります。この実力を個人的錬磨とその団結力によって発揮しようというのが我々の主義方針であります。
出光佐三
10.
人格を磨く,鍛錬する,勇んで難につく,つとめて苦労する,贅沢を排して生活を安定する,大いに思索する
出光佐三
11.
世の中に混乱がある。それもたったひとつで解決がつきゃしませんか。それは「お互い」ということですよ。我欲の人間が仲良く暮らすためには「互譲互助」の思想に徹する以外に道はありませんね。これは日本人の道徳の根幹です
出光佐三
12.
試練,謙虚ということは,日本の国体を中心として出てきた人間中心の歩き方であり,これは金権を中心とした物質文明の行き詰まりを解決する道であるということを,入社式にさいして深く頭にきざみこまれて奮闘されんことを祈ります
出光佐三
13.
現在のように人心の退廃した時代の人を救うには、親切に徹底しなければならぬ。いい加減な親切はかえって逆効果をおこす。
出光佐三
14.
本を読まなかったので自然に自分で考えるようになる
出光佐三
15.
君らは3年か5年大学に行ったために自惚れすぎている。そして、人間が完成したように思っているが、人間というものは実に何も力はないのだ
出光佐三
16.
僕がいつも楽観的だと評されるのは、ひとえに苦労のたまものだ。恒心を得たのである
出光佐三
17.
学問の奴隷になるな。法律、組織、機構の奴隷になるな。権力の奴隷になるな。数、理論の奴隷になるな。主義の奴隷になるな。モラルの奴隷になるな。
出光佐三
18.
ある一つの目的を達成するのに非常に楽な道と非常に苦しい道とがあるとする。苦しい道をとっても楽な道をとっても目的は達せられるがどちらを選ぶかといえば我々はあえて難路を選ぶ。
出光佐三
19.
愚痴は泣き言である。亡国の声だ。昨日までの敵の長所を研究し、取り入れ、己の短所を猛省し、全てをしっかりと腹の中に畳み込んで、大国民の態度を失うな。
出光佐三
20.
人間社会は人間が支配している。その中で一番大きな働きをするのが、信頼と尊敬で結ばれた、真の和の人間集団の働きだ。
出光佐三
21.
人間はお互いに助け合わなければならない。ところが人を助けるためにはまず自分の力を養成することが先決でしょう。しかしその利益を得るために人を害してはなんにもなりませんよ。
出光佐三