1.
人間の信用は陶器に等しい。一度破損すれば一生のキズになる。一度ウソを言えば一生涯取り返しがつかない。偉く見せようとする考えは不正直に通じる。
三島海雲
2.
私の人生は、初恋の味「カルピス」に似て、甘くて酸っぱい思い出に満ちている。
三島海雲
3.
私が、事に当たって心がけてきたことに日本一主義がある。これは何か問題が起きたときには日本一流の学者なり専門家の意見を聞き教えを乞う主義であって、こうすれば、安心して事が運べるこれからの世界は、学術の競争、知力の競争の世界である。
三島海雲
4.
命である時間を、どれだけ注ぎ込んで、夢の実現のために、より多くの時間、より濃い時間を、過ごせたか、チャレンジできたかで決まってきます
三島海雲
5.
真心をぶつけなければ人を感動させることはできない。
三島海雲
6.
人のやることと同じことをやっていたのでは勝ち目はない。そこにはアイデアと実行力がなければいけない。
三島海雲
7.
広野にまかれた一粒の麦になりたい。
三島海雲
8.
およそ事業を計画するに当たって、金もうけが先に立っては成功しない。
三島海雲
9.
事業は金がなければできない。しかし、正しい確たる信念で裏付けられた事業には、必ず金は自然に集まって来る。
三島海雲
10.
私は事業をやるにしても、まず国利民福ということを考え、金もうけは二の次だった。
三島海雲
11.
仕事そのものが相手にどんな利益を与えるかを第一に考えるべきだ。それには人マネはだめだ。自分が苦心して、新しいものを案出し、これを世に問うべきである。
三島海雲
12.
私はつねに「制心一処 無事不弁」ということを心がけて事業をやって来た。精神を統制して集中すればできないことはない。
三島海雲
13.
泣くな 怒るな あわてるな 清く 正しく 根気よく
三島海雲
14.
私欲を忘れて、公益に資する。一切の行為の功果を有するものは、唯(ただ)私欲を離れし根本より生ずる。
私はこの言葉を十代のときから知っているが、久しい間、この言葉の持つ真の意味を知らなかった。それが、数年前にようやくにして、この言葉の意味を悟った。私は全財産を投げ出して、三島財団を設立した。
三島海雲
15.
これからの世界は、学術の競争、知力の競争の世界である。知力の競争とは、すなわち、立派な学者をつくることである。
三島海雲
16.
自然科学の重要性は勿論大いに認めるところであるが、自然科学といえどもその根底には矢張り人は如何に生きるべきかの哲学が充分に認識されて居らねばならぬ。
三島海雲
17.
本財団の基本金は極めて僅少である。しかし創立者三島海雲の現有全財産を注入したものである。その狙うところは、私欲を忘れて公益に資する大乗精神の普及に在る。
三島海雲
18.
正直は最上のポリシーである
三島海雲
19.
天行健。天行は健なり、君子は自らつとめて息まず。
天行の運行は堅実そのものである。千年万年の昔から一分一秒の差もない。このように、天体が休まず運行しているように規則的に賢者は働くということである。時間を守り、規則正しくさえしておれば、商売は繁盛し、身体は健康になる。
三島海雲
20.
私は、いついかなる場所で、人が、あるいは神が、突然、私の胸の中へ入って来て、私の精神状態や私の考えていることを探ろうとも、私は恥ずかしくない人間になることを、心がけてきた。
三島海雲
21.
人間である限り、欲望のない者はいない。だが、その欲望は、小さな私欲ではなく、もっと大きく、国家、社会に利福をもたらすような欲望を持つことである。
三島海雲