1.
人間、そう簡単に自分の生き方はこうだと決めつけたり、型にハメたりしないほうが、人生、豊かなものになるのではないでしょうか
河合隼雄
2.
今の人は、みんな“何かしなければ”と思い過ぎる
河合隼雄
3.
だいたい子どもというものは“親の目が届かないところ”で育っていくんです
河合隼雄
4.
自立ということは依存を排除することではなく必要な存在を受けいれ、自分がどれほど依存しているかを自覚し、感謝していることではなかろうか
河合隼雄
5.
不安っていうのは他人を巻き込む力が強いんです。だから不安の強い人は、なんとなく嫌われることが多い
河合隼雄
6.
視野を広げるために一番大事なものは、「道草、ゆとり、遊び」
河合隼雄
7.
学んでいて楽しくないものは、本当の意味で身につかない、というのは私の実感でもありますが、一方で、苦しさを伴わない学びもまた、ニセモノだと思うのです
河合隼雄
8.
ゆっくり話を聞いてくれる人が目の前にいると「本人が自分で答えを見つける」ということが起こります
河合隼雄
9.
褒めたらつけ上がるなんてことはまずありません。もっと子どもを信用していい。子どもを信用できないのは、つまりは自分を信用していないから
河合隼雄
10.
自立しているものこそお互いに接触し頼るべき時は頼って生きているが、十分に自立していない人間は、他人に頼ったり、交際したりするのを怖がる
河合隼雄
11.
うっかり他人のことを真に理解しようとし出すと、自分の人生観が根っこあたりでぐらついてくる
河合隼雄
12.
「せっかく生まれてきたこの世で、自分の人生をどのような物語に仕上げていこうか」という生き方の方が幸せなんです。
河合隼雄
13.
幸福のために頑張っても幸福は逃げ、目の前の一人の人のために一生懸命になると幸福が訪れる。それが幸福の面白さなんですね
河合隼雄
14.
欠点のある人…誰しも欠点を持っているのだが…と、自分も欠点を持つ人間として関係を維持してゆく努力の中に、愛があるのではないだろうか
河合隼雄
15.
逃げるときはもの惜しみしない
河合隼雄
16.
人間は短期間だけ親切になることは容易である
河合隼雄
17.
人生には終着駅などありませんよ。それに、もしその道が行き止まりだったらどうしますか
河合隼雄
18.
「右もダメ、左もダメ」と思ったときには、「いっぺんボーっとするか」というくらいのつもりでいると答えが生まれてくることもあるのではないでしょうか
河合隼雄
19.
愛情とは、関係を断たぬことである
河合隼雄
20.
冗談による笑いは世界を開き、これまでと異なる見方を一瞬に導入するような効果をもつことがある。八方塞がりと思えるとき、笑いが思いがけぬ方向に突破口を開いてくれる
河合隼雄
21.
嘘は常備薬、真実は劇薬
河合隼雄