1.
同じ景色を見て、何も感じない人もいれば、そこに宝を発見する人もいる。常に宝はある。人生は静かな宝探し。宝を見つけたらひそかに歓喜する。人に知ってもらう必要もない。
銀色夏生
2.
今日だけがとてもやさしくてあるように。今日だけでも、とてもやさしくあるように。今日さえ克服できれば、目の前には今日しかないから
銀色夏生
3.
悲しみなさい、あとでむかえにくるから。行きなさい、あとで抱きしめてあげるから。まちがったとしても、あとですべてを聞いてあげるから
銀色夏生
4.
悩み相談の答え。人は自分以外の人にはなれないというのが、まずひとつ。それから、人は自分を受け入れるしかないというのが、ふたつめ。それで全部。
銀色夏生
5.
私たち二人の関係が、私たち二人にしかわからない理由で、ずっと続いていきますように
銀色夏生
6.
出来事には終わりが来る。でも時間は止まらない
銀色夏生
7.
やさしいからはっきりと断れないってウソだと思う。本当にやさしい人っていうのは、相手を傷つけないように時には強く言える人だ。あの人の場合、やさしいのではなくてつめたくて弱いんだ。
銀色夏生
8.
悲しみが人を強くすると誰が言ったのだろう?僕たちはいつもいつも新しい悲しみに打ちのめされている。
銀色夏生
9.
約束しなくてもまた明日会えることがどんなにいいことか。約束しなければもう次に会えないという身の上になってみて、つくづくよくわかる。
銀色夏生
10.
愛とか恋とか悲しみとか裏切りとか、感情に名前をつけるのはやめなよ。名づけなければ、それはそれじゃないかもしれない。
銀色夏生
11.
神さま、私達は幸福になれますか。何もかもわかっているなら、もう知っているでしょう。神さま、私たちはいつまで続きますか
銀色夏生
12.
いいものをひろう極意は、躊躇しないこと。あっと思ったら、同時に手をのばすこと。
銀色夏生
13.
生きる力というのは、ひょんなことからわいてくる。誰か僕の未来にわずかな期待をもってはくれないか。それを口にだしてはくれないか
銀色夏生
14.
カゴの中の鳥よりも、嵐の中の人となれ。
銀色夏生
15.
近すぎて見えなかったものも、遠ざかる時はじめてその形がよくわかる。
銀色夏生
16.
人の一生の中には、その時によって必要なものがある。時期がある。幻想をいだくべき時期、現実をみつめるべき時期、現実のむこうに何かをみいだす時期。
銀色夏生
17.
ふりかえることができるのは そこを通りすぎたから
銀色夏生
18.
やはり今ならば僕はできるだけ自分のこころに正直に。もし不幸が訪れたら観念して正面から受けとめようと思う
銀色夏生
19.
相性って自分との関係、組み合わせということだ。いい「人」というのが存在するのじゃない。いい「関係」が存在するのだ。
銀色夏生
20.
できそうにみえることとできることとは違うんだわ
銀色夏生
21.
人はどんなに困った状況においても、なんらかの反応はするべきだ。その反応が本心に近ければ近いほど前途は開ける
銀色夏生