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養生訓(貝原益軒) 珠玉の名言・格言21選

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1.

養生の術は、まず心法をよく慎んで守らなければ行われないものだ。心を静かにして落ちつけ、怒りをおさえて欲を少なくし、いつも楽しんで心配をしない。

これが養生の術であって、心を守る道でもある。心法を守らなければ養生の術は行われないものだ。

養生訓

2.

心を平静にし、気をなごやかにし、言葉を少なくして静をたもつことは、徳を養うとともに身体を養うことにもなる

養生訓

3.

自分の身体は自分だけのものではなく、父母が授けてくれ、自分の子へと残すものであるため、不摂生をして身体を傷めつけることはしてはいけない。

養生訓

4.

欲のままに生活するのではなく、生まれてきたことに感謝をし、日々慎ましやかに楽しく生活することが長生きにつながる

養生訓

5.

畏れるということは、身を守る心構えである。すべてに細心の注意を払い、気ままにしないで、過ちのないようにつとめ、いつも天道を畏れ敬い、天道に慎んでしたがい、人間の欲望を畏れ、慎んで我慢することである。

養生訓

6.

人間には三つの楽しみがある。一つ目は道を行い心得ちがいなく善を楽しむこと。二つ目は病気がなく気持ちよく楽しむこと。三つ目は長生きして久しく楽しむことである。

養生訓

7.

養生の方法は、努めるべきことをよく努め、からだを動かし、気をめぐらすのが良い。

養生訓

8.

食後には必ず数百歩歩いて気をめぐらし、食べたものを消化させるべきで、すぐに眠ってはいけない。

養生訓

9.

多くの人は、一日のうち気を養うことは常に少なく、気をそこなう事が常に多い。養生の道は、元気を養うことだけをつとめて、元気をそこなう事がないようにしなければならない。

養生訓

10.

心は楽しみ、苦しめてはいけない。からだは動かし、休ませ過ぎてはいけない。だいたい自分の体を可愛がり過ぎてはいけない。

養生訓

11.

養生の第一歩は心と気を養うことである。

養生訓

12.

酒はほろ酔い程度がよく、宴たけなわの半ばでやめるのがよい。食事は満腹の半分がよく、腹いっぱい食べてはいけない。酒食とも限度をきめて、節度をこえてはいけない。

養生訓

13.

若いときから性欲を慎み、精気を惜しまなければいけない。精気を多くつかうと、下半身の気が弱くなり、元気の根本が絶えて、かならず命が短くなる。

養生訓

14.

病人は養生の道をかたく守り、病気のことをくよくよ考えてはいけない。くよくよすれば気がふさがり病気が重くなる。

養生訓

15.

病気をいくら心配しても益はない。ひたすら病気を慎むことに益がある。

養生訓

16.

年をとってからあとは、一日を十日として日々楽しむがよい。つねに日を惜しんで、一日も無駄に暮らしていけない。

養生訓

17.

自分が不幸で裕福でなく、他人が自分に対して道理に合わないことをしても、浮世のならいはこうしたものと思い、天命を受け入れ、憂い嘆いてはいけない。つねに楽しんで日を送りなさい。

養生訓

18.

導引というからだの屈伸や摩擦の健康法を毎日行えば、気がめぐり、食物を消化し、腹中に腫れ物を起こさない。

養生訓

19.

人を恨み怒り、からだを憂い嘆いて心を苦しめ、楽しまないで、はかなく年月を過ごすのは惜しいことである。

養生訓

20.

貧しいからといって、人にむさぼり求めたり、不義の人間になって命を惜しんではならない。

養生訓

21.

毎日その日の昼夜の中で、元気を養うことと元気をそこなうことの二つのうち、どちらが多いかを比べてみるのが良い。

養生訓