1.
芸術は終生が修業である。
横山大観
2.
画は人なり。
横山大観
3.
芸術も政治も人間。人格ができていなければいけない。
横山大観
4.
金もうけされるのも結構だが、このへんでひとつ世の中のためになるようなこともやっておいたらどうですか。
横山大観
5.
良い絵とは、ああっと言うだけで、ものが言えなくなるような絵だ。どうだこうだと言える様な絵、言いたくなる様な絵は大した絵ではない。
横山大観
6.
己が貧しければ、そこに描く富士も貧しい。
横山大観
7.
人間ができてはじめて絵ができる。
横山大観
8.
100パーセント完全な人はいない。欠点ばかりほじくるようでは見方が浅い。常に全体を見ていい面を吸収するんだ
横山大観
9.
有限を将(も)って無窮を趁(お)うこと莫れ
限りある身で、永遠求めることなど愚かなこと。
横山大観
10.
一切の藝術は無窮を趁ふの姿に他ならず
横山大観
11.
芸術は感情を主とす
横山大観
12.
世界最高の情趣を顕現するにあり
横山大観
13.
自然を観て、それをすぐにものにするということは難しい。頭に一杯しまっておいて、何年か経って、自然の悪い所は皆消えて、いい印象ばかりが頭に残る。その頭に残ったものを絵にすれば、前に観た自然とは違うが、画家の個性はハッキリと出る。
横山大観
14.
芸術には眼で描く芸術と、心で描く芸術と二つある。眼で描く芸術は技術が主になりたがり、心で描く芸術は技術を従とする傾きがあります。当然前者は眼で観る外なく、後者は心で読むということになります。
横山大観
15.
朝夕というようなものも、私は気持ちを呼び返して描いている。
横山大観
16.
人物の養成ということが第一で、まず人間を作らなければなりません。
横山大観
17.
歌もわかる、詩もわかる、宗教もわかる、宗教は自分の安住の地ですから、大事なものですし、哲学も知っていて、そうして、ここに初めて世界的人間らしき人間が出来て、今度は世界的な絵が出来るというわけです。
横山大観
18.
世界人になって初めて、その人の絵が世界を包含するものになると思います。
横山大観
19.
春草こそ本当の天才だ。もしもあいつ(春草)が生きていたら、俺なんかよりずっと上手い
横山大観
20.
伊豆の猿磨山から見た富士山が一番美しい。猿磨山から眺めると宝永山が隠れて完全に隠れた所のない富士山容となるから、人間も誰でも欠点がありそれを全てカバーする偉大さを見なくてはならない
横山大観
21.
富士山を描くということは富士にうつる自分の心を描くこと
横山大観