1.
落語とは一期一会。いつ最高の落語ができるか、自分でもわからない
立川談志
2.
美談なんて嘘くさい。ほんとの美談は恥ずかしがって出てこない
立川談志
3.
落語は忠臣蔵の四十七士じゃなくて、逃げちゃった残りの赤穂浪士二百五十三人が、どう生きるかを描くもんだ
立川談志
4.
評価ってのは相手が決めるもんだからね。いくら俺がうまい落語やっても“おしゃべり“っていわれたらそれまでだもん
立川談志
5.
イイ奴とは自分に都合のいい奴である
立川談志
6.
自分の幸せの基準がないヤツは、イヤなヤツだね
立川談志
7.
酒は人間を悪くするものではなく、人間がいかにダメなものかを教えてくれるものである
立川談志
8.
己に自信のないヤツが常識に従う。不安を持つから動き出す。人生なんて、食って、寝て、やって、おわり
立川談志
9.
よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいといったところで仕方ない。現実は事実だ
立川談志
10.
幸運な人生の人には敗者、弱者の心情はわからない
立川談志
11.
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルにまで下げる行為、これを嫉妬というんです
立川談志
12.
泥棒さん江。この家は資料室という演芸等の資料だけです。金品はありません。疑うなら探すのはいいですが、荒らさないでください。ささやかですが、ご苦労賃です。泥棒代 3万円。
立川談志
13.
賢い奴は何も言わなくても解ってる。馬鹿は言っても解らない
立川談志
14.
(「未来とは何か?」について)修正できると思っている過去
立川談志
15.
型ができてない者が芝居をすると型なしになる。メチャクチャだ。型がしっかりした奴がオリジナリティを押し出せば型破りになれる。どうだ、わかるか? 難しすぎるか。結論を云えば型をつくるには稽古しかないんだ
立川談志
16.
(弟子全員に入門前に語っていた言葉)修業とは矛盾に耐えることだ
立川談志
17.
人間は自分を安心させるためにいろんなところに帰属するし、他人を見る時どこかに帰属させることで安心します
立川談志
18.
小言というのは、己の『不快感の瞬間的発散』であって、『教育』とは違う
立川談志
19.
快適さを精神において追求するのが文化で、物質に頼って求めるのが文明である
立川談志
20.
努力して良くなるなら、世の中みんな良くなってるはずですよ
立川談志
21.
落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業(ごう)を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある
立川談志