1.
宇宙飛行をして外から地球を見ると言う経験は人を変えずにはいられない。
なにしろ生まれて以来見てきた全ての人々、全ての生命、全ての景色、全ての出来事は、目の前にある球体で起きたことなのだから
野口聡一
2.
挑戦者がいて危険や失敗の末に成功して、新しい世界が開けた
野口聡一
3.
未知の領域を知りたいというのは生物の本能で、宇宙開発もその途上にあるものだと思います
野口聡一
4.
大きな夢というのは実現するまでに、すごく多くの時間がかかることがあります。このロケットも50年前に初めて打ち上げられてから、ずいぶん長い時間をかけて宇宙ステーションにきたわけですが、みなさんの夢も長い時間をかけて、いつか実現するように祈っています
野口聡一
5.
宇宙での生活で最初に驚くのは、動くものは止まって見えて、止まっているものは動くことかな。謎かけみたいですけど、この二つは大きいと思います
野口聡一
6.
地球は確かに青かったですが、それ以上に印象的だったのは『まぶしさ』でした。太陽の光を反射する地球の圧倒的なまぶしさに驚いた
野口聡一
7.
宇宙飛行士としては認定されたものの、なかなか宇宙に行く日が決まらなかったとき。やっていることに間違いはないんだけれども、なかなか先が見えない不安感があった
野口聡一
8.
どんなに悩んで苦しんでも、時間しか解決してくれない問題というのはある。
野口聡一
9.
じたばたしても状況を悪くするだけということも多い。だから無闇に問題を解決しようとせず、日々やらなければいけないことをコツコツとやっていくしかない
野口聡一
10.
必ずしも安全が保証されない状態に身を置いた時、自分の内面がどう反応するのかをよく観察することを大事にしている
野口聡一
11.
大勢の人がうまくいっていないときに、その妥協点なり調和点なりをごく自然に探し出す。それは、日本人の持っている非常に美しい点
野口聡一
12.
宇宙に行ったときの感動とか達成感というのは、色あせない
野口聡一
13.
一番大事なことは、自分の頭で考えること
野口聡一
14.
誰かから言われたからというよりは、自分の中から出てくる言葉に従ってやる方が限界以上に頑張れる
野口聡一
15.
打ち上げのダイナミックな時間が過ぎ、エンジンが止まって、一気に無重力の空間になった時、身体感覚として伝わってくる静かな感動は、毎回とても大きかった
野口聡一
16.
JAXAを卒業しようと思った時に考えたことは、「宇宙だけじゃ狭いよな」ということ
野口聡一
17.
燃え尽きること自体は全然悪いことじゃない
野口聡一
18.
「燃え尽き」だけでなく、引退したトップアスリートや障害を持つ方、薬物依存の方などが何かから立ち直っていく過程で得られた 叡智えいち は、きっと何か普遍的な傾向や教訓があるはず
野口聡一
19.
何かの目標に向けて自分が持っている能力を全部、使い尽くしたその先にあるものが「燃え尽き」であり、そこまで何かに全力をかけられたことは本当に幸せなこと
野口聡一
20.
自分自身の能力をアピールするにしても、実績がなければ、評価してもらえません。もちろん最初は、できることも少なければ、自信も持てませんよね。
そんなときは、やる気だけはある、それだけでもいい
野口聡一
21.
どんなことにも困難はつきまとうはずなのですが、その困難ばかりを先に考えてしまい、やるのをよそうと断念してしまう。夢を見る以前に、夢を見ても叶わないだろうと、最初から諦めてしまう。面白そうだけど、大変そうだから何もしない……。
でも、何もしない、ということは、何も変えようとしないということでもある。
野口聡一