1.
この世は自分を探しに来たところ、この世は自分を見に来たところ。
河井寛次郎
2.
私は習慣から身をねじる、未だ見ぬ私が見たいから。
河井寛次郎
3.
過去が咲いている今、未来の蕾で一杯な今。
河井寛次郎
4.
暮らしが仕事。仕事が暮らし
河井寛次郎
5.
現代人は底辺の短い鋭角系の二等辺三角形だ。底辺を大地にしっかり根を下ろさないと、いい仕事をなすことはできない
河井寛次郎
6.
美を追っかける仕事と、美が追っかける仕事。
河井寛次郎
7.
すきなものの中に必ず私はいる。
河井寛次郎
8.
旅は帰る処が目的地
河井寛次郎
9.
売るという事が始まってからの物の乱れ、わかりもしない人の好みを相手に作る事からの物の乱れ、先ず自分の為に作らねばならない、自分を喜ばす物から作らねばならない、それからだ、それからだ
河井寛次郎
10.
私は木の中にいる石の中にいる、鉄の中や真鍮の中にもいる、人の中にもいる。一度も見た事のない私が沢山いる。始終こんな私は出してくれとせがむ。私はそれを掘り出したい。出してやりたい。
河井寛次郎
11.
あなたは一体誰ですか。そういう私も誰でしょう。道ですれちがったあなたと私
河井寛次郎
12.
私はどんなものの中にもいる。立ち止まってその声をきく。こんなものの中にもいたのかあんなものの中にもいたのか
河井寛次郎
13.
すべてのものは自分の表現
河井寛次郎
14.
繰り返しなんかには用がない
河井寛次郎
15.
どんな強いられた仕事であっても、次々により新しい自分を見ようとして引きずられているのだ
河井寛次郎
16.
灯が1つ大きな闇に穴あけて居る
河井寛次郎
17.
鳥が選んだ枝、枝が待っていた鳥。
河井寛次郎
18.
一人光る みな光る 何も彼も光る
河井寛次郎
19.
何もない。見ればある
河井寛次郎
20.
手霊足魂
河井寛次郎
21.
手考足思
河井寛次郎
