1.
極端の右傾と極端な左傾が問題である。両極端は正反対の体形ではあるが、実はその感覚は毛髪の差であり、ともに革命的針路を取るもので実に危険至極である
犬養毅
2.
侵略主義というようなことは、よほど今では遅ればせのことである。どこまでも、私は平和ということをもって進んでいきたい
犬養毅
3.
現下の生活の不安が、直に延いて國民の思想を險惡にならしめる所以である
犬養毅
4.
撃つのはいつでも撃てる。あっちへ行って話を聞こう
犬養毅
5.
今の若いもんをもう一度、呼んでこい。よく話して事情を聞かせる
犬養毅
6.
順境を楽しいと思わず、逆境を苦しいと思わぬ人に取っては、順境もなければ逆境もない。
犬養毅
7.
1年の計をたてるものは米を植えよ。10年の計をたてるものは樹を植えよ。100年の計をたてるものは人を育てよ。
犬養毅
8.
政治的な争いは『秘密の手段』ではなく『公然の手段』を用いて、正々堂々と言論を以て解決すべきである。
犬養毅
9.
青年血気のときには、金も持ちたし、学者にもなりたし、政治家にもなりたしと種々の事に意思が動く。これが万事失敗の本になる。
犬養毅
10.
福澤先生の眼中には、すべてのものが平等である。
犬養毅
11.
失敗もしたが成功もしたと言いたいが、 実は失敗だらけである。
犬養毅
12.
そもそも政界百弊の根源は、選挙に莫大の金を要するがゆえなれば、まずもって現行選挙法を改正しなければならぬ。
犬養毅
13.
政党には、党勢拡張、政権獲得などという一種の病気がつきまとう。そのために、あるいは種々の不正手段に出たり、あるいは敵に向かって進む勇気を失ったりすることがある。これを監視し激励するのが言論に従事する人々の責任でなければならぬ。
犬養毅
14.
すなわち記者諸君は公平なる地位にあって、各政党の正不正を裁く裁判官であると同時に、政党が正義に向かって進むことを躊躇する場合、これを鞭撻し激励する役目にあるものである。
いかなる臆病太郎といえども「お前は強いぞ」と始終励まされると、卑怯な真似はようしないものである。
犬養毅
15.
良くも悪くも、どのような環境も、目的を達成する途上にある。まず大いなる志を定めよ
犬養毅
16.
俺は政治家だからないのが当たり前だが、お前は金儲けが本職じゃないか
犬養毅
17.
内閣が軍の意向に口出しをするのは憲法違反
犬養毅
18.
行政機関の仕事は政争の外に置き、政党は内閣に対して言論で対峙すべきだ。
犬養毅
19.
凡そ健全なる思想は相愛共存の心であり、此心の發生する根本道念の涵養は何處かと言ふと、宗教及び教育に待たなければならぬのである
犬養毅
20.
言論の自由を拡大し、発言の機会を与えれば暴動は起きない。
犬養毅
21.
話せば分かる。
犬養毅