1.
天才を知る者は天才だけである。
ヘーゲル
2.
我々が歴史から学ぶことは、人間は決して歴史から学ばないということである。
ヘーゲル
3.
幸福で安全だった時代は、歴史のうえでは白紙になってしまう。
ヘーゲル
4.
限界に気づくということは、すでに限界を超えているということである。
ヘーゲル
5.
自由な人間は決して妬まないものである。偉大なものを喜んで受け入れ、そうしたものが存在することが嬉しいと喜ぶのである。
ヘーゲル
6.
この世で情熱なしに達成された偉大なことなどない。
ヘーゲル
7.
偉人とは、その時代の意志を言葉に表し、その意志が何かを時代に語り掛け、そしてそれを達成できる人物である。その人物の行うことは、その時代の核心であり、本質である。偉人が時代を実現させるのだ。
ヘーゲル
8.
とらわれない心を持った人の単純な振舞いとは、信頼に満ちた確信を持って、公に知られた心理に頼ること。そしてその堅い基礎の上に自分の行為の仕方と生活上の確固たる態度を打ち立てることである。
ヘーゲル
9.
偶然的なものとはホコリみたいなもので、田舎にも町にも振っているが、田舎や町を本質に変えはしない。
ヘーゲル
10.
哲学とは性質上、難解なものであり、群衆のために作られたものでも、群衆のために用意されたものでもない。
ヘーゲル
11.
心の力はその表現力の大きさだけであり、その深さは拡大して自分自身を失う力の深さだけである。
ヘーゲル
12.
真理は全体である。全体とは自らの展開を通じて自らを完成する実在のことにほかならない。
ヘーゲル
13.
真理をめぐる重要な点は、真理を実体としてでなく、主体としてもとらえ表現することである。
ヘーゲル
14.
新しい進歩には怖さあり。
ヘーゲル
15.
人格とは、高いものと、まったく低いものとが一つになったものである。人格の高さとは、この矛盾を持ち耐えることである。
ヘーゲル
16.
理性的なものは現実的であり、現実的なものは理性的である。
ヘーゲル
17.
世界史とは、自由の意識の進歩以外のなにものでもない。
ヘーゲル
18.
誰かが奴隷なのは、彼自身の意志のせいであり、ある民族が他国の足かせのもとに置かれるのも、同じくその民族の意志のせいである。
ヘーゲル
19.
自然な魂は常に憂愁に包まれて、悩まされるようにできている。
ヘーゲル
20.
どんな考えも普遍的概念であり、普遍的概念とは考えることの性質である。何かを普遍化するということは、それを考えるということである
ヘーゲル
21.
最初の要素として、神は時間を超越している
ヘーゲル