1.
経営はアートであり、演出の基本は意外性にある
藤沢武夫
2.
アメリカに行け。資本主義の牙城、世界経済の中心であるアメリカで成功すれば、これは世界に広がる
藤沢武夫
3.
どんな富と権力も必ず滅びるときが来る。しかし、だからこそ本田技研が生まれる余地があった。だが、この万物流転の掟があるかぎり、大きくなったものもいずれは衰えることになる。その掟を避けて通ることができるかどうかを勉強してもらいたい
藤沢武夫
4.
経営者とは3歩先を読み、2歩先を語り、1歩先を照らすものだ
藤沢武夫
5.
いままで、どこの企業でも、人間の個性というものが十分に発揮できないような仕組みでやってきている。だから組織を変えても、長を入れ替えても、ちっとも変わり映えしないんです。
藤沢武夫
6.
我々は、能力の高い人を常に掘り出す仕組みを、考えておかねばならないんです。それに最も詳しいエキスパートが直ちに集まり、知恵を出す仕組みをつくることです。
藤沢武夫
7.
松明(たいまつ)は自分の手でもて
藤沢武夫
8.
企業には良いことも悪いこともあるのだから、わざわいを転じて福とする、その橋を見つけ出すことが経営者の仕事なのだと思っています。
藤沢武夫
9.
苦労しても、流通のパイプは自分でつくらなければいけません。一度つくってしまえば、それは自分のものですが、他人のパイプに便乗すれば、それがいっぱいになったときには、たちまち弾き出されてしまう。
藤沢武夫
10.
一人で考えている理論には進歩がない。ものごとは、みんなが知恵を出し合うことによって、どんどんいいものになってゆくことが多いんです。
藤沢武夫
11.
早すぎるっちゅうのはよくないですね。我々の作品は半歩前に出ないと
藤沢武夫
12.
社長にはむしろ欠点が必要なのです。欠点があるから魅力がある。付き合っていて、自分の方が勝ちだと思ったとき、相手に親近感を持つ。理詰めの者では駄目なんです。
藤沢武夫
13.
鈴鹿(サーキット)でみんなに言ったことは、帰りのお客さんの顔をよく見て商売しろ、ということでした。つまらなそうな顔をして帰ったら、もう二度と来ない。それが商売の鉄則だということです。
藤沢武夫
14.
貸さないところに金を借りに行くバカはいない。貸すようにさせてから借りに行くのが原則です。
藤沢武夫
15.
私は仕事を片付けるとき、あとでそれがガンにならないよう、多少手荒なことがあっても、将来のことを第一にいつも考えていました。
藤沢武夫
16.
人間の能力というものは、いろいろあって誰しもオールマイティというわけでなく、それぞれ得意とするものを持っている。だから、社長は社長で、その得意とするものに全力をあげてもらって、あとのことは心配をかけないように、みんなで分担するのです。
藤沢武夫
17.
私は人間を判断するときには、その人の家庭を見るようになりました。人と人との間を結びつける条件はまず信頼であり、いたわり合いであると思います。その基本は家庭にあるんですね。だから、家庭を大事にしない人、奥さんを大切にしない男は駄目です
藤沢武夫
18.
初代の経営者の役割のひとつは、後継者に経営の元本をしっかりと受け渡すことです。二代目、三代目の経営者は、もちろん優秀な人材であることは間違いない。しかし、彼らが仕事をしやすいように、経営の縦糸を壊さずに伝えるということは、創業者の務めなんです。次代の人が経営しやすいように配慮しなければならないのです。
藤沢武夫
19.
採算に合うか合わないかということより、一番大切なことは、自分たちは何をしてきたかということ。金なんてものはいつかなくなる。
藤沢武夫
20.
禍を福に転ずることができるかどうかは、経営者が仕事の根本にかえって問題を考えるかどうか、そして大胆に行動しうるかどうかにかかっていると思います。
藤沢武夫
21.
我々は自分でいいと思ったことを、お客様に押し付けすぎていたのではなかろうか。
藤沢武夫