1.
いかなる革命も、3日目から堕落が始まる。
ジャン・コクトー
2.
私の誕生の日から、死がその歩みを始めている。急ぐこともなく、死は私に向かって歩いている。
ジャン・コクトー
3.
富は一つの才能であり、貧しさも同様に一つの才能である。金持ちになった貧乏人は、贅沢な貧しさをひけらかすであろう。
ジャン・コクトー
4.
芸術は醜いものを生み出すが、しばしばそれは時とともに美しくなる。一方、流行は美しいものを生み出すが、それは常に時とともに醜くなる。
ジャン・コクトー
5.
悪魔は悪しか行なうことができないゆえに純粋である。
ジャン・コクトー
6.
神童などという言葉は、家族のつくったものだ。
ジャン・コクトー
7.
芸術は、意識と無意識の融合である。
ジャン・コクトー
8.
運を信じるしかない。そうでなければ、気にくわない人たちの成功をどう説明すればいいのだ。
ジャン・コクトー
9.
詩人は賞賛など求めてはいない。信じてもらいたいだけだ。
ジャン・コクトー
10.
我々は自分の内に天使をかくまっている。我々はこの天使の保護者でなくてはならない。
ジャン・コクトー
11.
本物の涙は、悲しい一ページからではなく、見事に置かれた言葉の奇跡から引き出される。
ジャン・コクトー
12.
とどのつまり歴史とは何か？歴史とは伝説と化した事実であり、伝説とは歴史と化したウソである。
ジャン・コクトー
13.
芸術に従って芸術を作ってはならぬ。
ジャン・コクトー
14.
私は今、生きようと努めている。というよりも、どのように生きるかを、私の中の死に教えようとしている。
ジャン・コクトー
15.
生き方の基準は、正しいか正しくないかではなく、美しいか否かである。
ジャン・コクトー
16.
未来は誰のものでもない。先駆者というものはおらず、時間に遅れた者しかいないのだ。
ジャン・コクトー
17.
ユーモアを失わないように戦うのだ。ユーモアの欠如は愚の骨頂だ。
ジャン・コクトー
18.
大胆のコツは、度が過ぎない程度にどこまで遠くへ行けるかを知ることである。
ジャン・コクトー
19.
詩人は未来を回想する。
ジャン・コクトー
20.
運命は人がその糸をもつれさせるのを好まない。
ジャン・コクトー
21.
手には、物を掴む手と放す手がある。
ジャン・コクトー
