1.
酒を飲め、こう悲しみの多い人生は、眠るか酔うかして過ごしたほうが良かろう!
ウマル・ハイヤーム
2.
この瞬間に幸せでありなさい。この瞬間こそが、あなたの人生なのだ。
ウマル・ハイヤーム
3.
一壺の紅の酒、一巻の歌さえあらば、それにただ命をつなぐ糧さえあらば、君といっしょに、たとえあばら屋に住もうとも、心は王侯の英華にまさる、愉しさよ。
ウマル・ハイヤーム
4.
花と酒、君も浮かれる春の季節に、楽しめ一瞬(ひととき)を、それこそ真の人生だ!
ウマル・ハイヤーム
5.
至る処(ところ)に至高の力を感じ、あらゆる国にあらゆる民族に同一の人間性を発見する我は、異端者なりとかや
ウマル・ハイヤーム
6.
人生は、日々を嘆きのうちに過ごすような人にはもったいない。
ウマル・ハイヤーム
7.
溶けたルビーのように、グラスの中で酒の波が輝いている。それを持って来てくれ。その光によって私の暗い精神が明るむように。
ウマル・ハイヤーム
8.
無駄な御祈りなんかよせったら。涙を誘うものなんかかなぐりすてろ。まあ一杯いこう。好いことばかり思い出して、よけいな心づかいなんか忘れっちまいな
ウマル・ハイヤーム
9.
数とは何かというと、数はすべての物体から人の理性によって抽出されたものであり、物の中にあるのではない。なぜなら、数とは、個々の物体にない、思弁的で一般性を持った何かだからである。
ウマル・ハイヤーム
10.
みんな聖経をよみ違えてんのよ。でなきゃ常識も智慧(ちえ)もないのよ。生身(いきみ)の喜びを禁じたり、酒を止めた。わたしそんなの大嫌い
ウマル・ハイヤーム
11.
限りなき空の広さも虚無である。地上のすべての形も虚無である。さあ楽しもうよ、生と死の谷間の宿にいる身だもの。ああこの一瞬の命すら虚無なのだ。
ウマル・ハイヤーム
12.
酒を飲め、それこそ永遠の生命だ、また青春の唯一の効果(しるし)だ。
ウマル・ハイヤーム
13.
悲しみ疲れたるハートに希望を持ち来(きた)すは、ただ微醺(びくん)をもたらす玉杯なれ。
ウマル・ハイヤーム
14.
正義は人生の指針たりとや?さらば血に塗られたる戦場に暗殺者の切尖(きっさき)に何の正義か宿れるや?
ウマル・ハイヤーム
15.
幾何学の原理は、あらゆる数学の原理である。
ウマル・ハイヤーム
16.
花と酒、君も浮かれる春の季節に、たのしめ一瞬を、それこそ人生だ。
ウマル・ハイヤーム
17.
摘むべき花は早く摘むがよい、身を摘まれぬうちに。
ウマル・ハイヤーム
18.
恋する者と酒のみは地獄に行くと言う、根も葉もない戯言にしかすぎぬ。恋する者や酒のみが地獄に落ちたら、天国は人影もなくさびれよう!
ウマル・ハイヤーム
19.
真実の信仰はただひとつ。神、すなわち愛という信仰が、それである。
ウマル・ハイヤーム
20.
人生はその日その夜を嘆きのうちにすごすような人にはもったいない君を器が砕けて土に散らぬまえに君は器の酒のめよ、琴のしらべに!
ウマル・ハイヤーム
21.
明日には私も偽善の旗を降ろすとしよう。半白の髪を葡萄(ぶどう)の酒に捧げようぞ
ウマル・ハイヤーム