1.
人間としての資質をもち、この手でユダヤ人を救おう!
杉原千畝
2.
外務省に背いて領事の権限を使って、この人たちにビザを発行しようと思う
杉原千畝
3.
ユダヤ民族から永遠に恨みを買ってまで、旅行書類の不備だとか、公安上の支障云々を口実にビザを拒否しても構わないというのか?それが果たして国益に叶うことだというのか?苦慮の挙句、私はついに人道主義、博愛主義第一という結論を得ました
杉原千畝
4.
私に頼ってくる人々を見捨てるわけにはいかない。でなければ私は神に背く
杉原千畝
5.
私たちと同じ立場の人が仮に百人いたとしても、このユダヤ人たちを助けようとしないかもしれない。でも僕たちはやろうか
杉原千畝
6.
苦慮、煩悶の揚句、私はついに、人道、博愛精神第一という結論を得た。そして私は、何も恐るることなく、職を賭して忠実にこれを実行し了えたと、今も確信している
杉原千畝
7.
大したことをしたわけではない。当然のことをしただけです
杉原千畝
8.
私のしたことは外交官としては、間違ったことだったかもしれない。しかし 私には頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできなかった
杉原千畝
9.
世界は大きな車輪のようなものですからね。対立したり、あらそったりせずに、みんなで手をつなぎあって、まわっていかなければなりません…。
杉原千畝
10.
では、お元気で、幸運をいのります
杉原千畝
11.
人間にとっていちばん大切なのは、愛と人道だ
杉原千畝
12.
あの人たちを憐れに思うからやっているのだ。彼らは国を出たいという、だから私はビザを出す。ただそれだけのことだ。
杉原千畝
13.
やっと順番がまわってきました、といってね、ひざまずいて、ぼくの足にキスをする女の人がいたんだよ。その姿を見て、この人たちがどれほど苦しい思いをしてきたかが、痛いほどわかったよ。
杉原千畝
14.
一晩中、私は考えた。考えつくした。私のしたことは、外交官として間違ったことだったかもしれない。しかし、私には頼ってきた何千人もの人を見殺しにすることはできなかった。そして、それは人間として正しい行動だった。
杉原千畝
15.
(ソ連と外務省からの最終退去命令が通達された後、電車の中で)許してください。私はもう(ビザを)書けない。みなさんのご無事を祈っています
杉原千畝
16.
大丈夫だよ。ナチスに問題にされるとしても,家族にまでは手は出さないだろう
杉原千畝
17.
外務省から罷免されるのは避けられないと予期していましたが、自分の人道的感情と人間への愛から、(中略)ビザを書き続けました」
杉原千畝
18.
恐らく百人が百人、東京の回訓通り、ビザ拒否の道を選んだだろう。それは何よりも昇進停止、乃至、馘首が恐ろしいからである。私も何をかくそう、回訓を受けた日、一晩中考えた。
杉原千畝
19.
公安配慮云々を盾にとって、ビザを拒否してもかまわないが、それが果たして、国益に叶うことだというのか。
杉原千畝
20.
私の行為は歴史が審判してくれるだろう。
杉原千畝
21.
正しいことをしよう。正しいのだから
杉原千畝