1.
最高の人生でした
関本剛
2.
人生という河を向こう岸まで泳ぎ切ってこそ己の命を全うできるし、泳ぎ切る力を持っているのが人間だと思います
関本剛
3.
死ぬまでは生きるのみ。身体が動く限りはやりたいことをやろう
関本剛
4.
はじめは頭が真っ白になり、「もう長くはもたないな」と感じてしまいました。当時は、まだ長女が小学校3年生で、長男が幼稚園生。せめて2人の大学卒業までは、妻子が路頭に迷わないようにするにはどうしたら良いかということばかりを考えていました。
ステージ4の肺がんだと診断を受けて
関本剛
5.
私が恐れているのは、肺の原発巣よりも脳の転移巣です。脳の方が少しでも大きくなると、神経症状や意識障害の発生、自分の性格が変わってしまい、自分が自分でなくなってしまうのではないかと非常に怖くなります。
関本剛
6.
妻と泣きながら「今までありがとう」と言い合ったこともあります
関本剛
7.
私はがんになったことで、患者さんとより魂を込めて一喜一憂できるようになった
関本剛
8.
患者さんには初回面談時に 「私もがん患者です」に伝えるようにしている
関本剛
9.
がんになって悪い事ばかりではありません
関本剛
10.
患者さんが私に「人生の最期を預けても良いかな」と思ってもらうのが1つのゴール
関本剛
11.
自分も困窮するのはわかっている。そうすれば自分の損失は軽くなるだろう。しかし外国人に日本人は人をみて値段を変えると思われることになる。
外国人に値下げしたら半分買うと言われた時の言葉
関本剛
12.
患者さんに生命予後を尋ねられることがありますが、生命予後は、あくまで統計学的な集合知であり、予測でしかありません。
関本剛
13.
家族に何か大事なことを言えていない、または今のうちにやっておきたいことがあるから、そんな事を聞くのですか
患者から「あとどのくらいですか?」と問われた時の返答
関本剛
14.
命の長さは誰にもわかりません。わかるのは神様くらいですかね
関本剛
15.
もし『今までありがとう』や、ちゃんと言えていないことがあれば、今のうちに伝えた方が良いと思いますよ。人生最期の1,2週間はぼんやりしてしまうことが多いので
関本剛
16.
自分にとって、仕事は人生におけるエンジン
関本剛
17.
がん患者は溺れる者ではない。みんな人生の最後まで、自分で泳ぎ切る力を持っているし、人としてこの世に生まれてきたからには泳ぎ切らなければならない。
関本剛
18.
子どもがたとえ3歳程度でも、言葉が話せてある程度のコミュニケーションが取れる場合には、病気を隠さない方がいい。辛いときには辛いと伝えるべき。同じ屋根の下で暮らしている家族の様子がいつもと違うことは、小さい子どもでも察する。
その時に、子どもが蚊帳の外にされていると感じることが良くない。
関本剛
19.
最善を信じて、最悪に備える
関本剛
20.
人は誰でも、自分なりの生き抜く力を持っている
関本剛
21.
ショッキングなことが人生で起こっても、自分を見失わないで。自分の力で強く生きること、そして周りにいる大切な人たちを大事にしてください。それが一番の生きる力になるはずです
関本剛