1.
人間、生きていれば苦しいことや嫌なこともあります。でも、俳句づくりの楽しさを知ると、その苦しさすらも、俳句の種になります。
夏井いつき
2.
俳句には、人を変える力がある。
夏井いつき
3.
(初めて俳句と出会った時)たったの17音で、俳句に興味がある訳でもないのに身体的な反応をもたらすことに驚きました。俳句には五感をゆさぶる力があるということを、このときになんとなく感じていた
夏井いつき
4.
ものを書く人になりたいという漠然とした夢のようなものはあったはずですが、自分にそんなことができる訳がないとフタをしていたのだと思います
夏井いつき
5.
どうしたら子どもたちに興味を持ってもらえるか、あれこれ工夫をするのが面白かった
夏井いつき
6.
(教師退職時に)俳人になるアテもなければツテもないけれど、校長先生に『教師を辞めて俳人になります』と宣言してしまった
夏井いつき
7.
プロの俳人になるためにはどうすればいいのかまったく分かりませんでしたが、とにかくコツコツと俳句をつくり、投稿することから始めました
夏井いつき
8.
俳句は、17音という短い言葉の連なりで表現するため、自分の内面を具体的に書くことなく、季語に自分の思いを託すことができます。この形式が、私の性分には合っている
夏井いつき
9.
普段はなかなか人にいえない自分のなかのモヤモヤも、俳句という『型』を通してだったら思い切って吐き出すことができる。そして、それを人に読んでもらうことで、自分の感情を共有してもらえる。
そうすることで、自分のなかの負の感情によって刺さった棘を自分で抜くことができる
夏井いつき
10.
たった17音でこうした心の交感ができる表現はほかにない
夏井いつき
11.
学生のころから本を読むのは好きでしたが、特に俳句が好きで俳人を目指していた、という訳ではまったくない
夏井いつき
12.
17音しかないんだから言葉を無駄遣いしない
夏井いつき
13.
私は俳句が好きでたまらないので、ありとあらゆる俳句の良さを享受できる体になりたい。
夏井いつき
14.
そもそも、『俳句は棺桶に片足を突っ込んでいる人がやるもの』ってこと自体がおかしくないですか?
夏井いつき
15.
子どもから大人まで、幅広い人に俳句の楽しさを伝えたい
夏井いつき
16.
俳句は筋トレと同じ。やればやるだけ〝俳筋力〟が付いてうまくなります。才能やセンスはほとんど関係ありません。続けるか続けないか、それだけです
夏井いつき
17.
教育や文化というのは、100年というスパンで考えていかないと何も育たないでしょう。今の私にできることは、日本中の『俳句できません』というたくさんの人に種をまき続けることです
夏井いつき
18.
私は、書くことであらゆるものを振り払うことができる。哀しみは消え、勇気が再生するんです。
夏井いつき
19.
俳句を始めて、私にとって戦争は絵空事ではなく、生々しいものになりました
夏井いつき
20.
口数の少ない子、勉強のできない子、家庭などに問題があり、苦しみを抱えている子が、ステキな句を作っちゃうことがある
夏井いつき
21.
私は、句会のライブを「脚本のないドラマ」と呼んでいます。参加者の表情がみるみる変化していく様子は、いつ見ても感動的です
夏井いつき