1.
人に真似される商品をつくれ。
早川徳次
2.
人生の幸せは自分の力だけで克ちとれるものではない。知らずしらずのうちにいろんな人や社会のお世話になって築かれていくものである。これは一つの借りである。返さなくてもすむ借りかも知れないが私は感謝して返していきたい。
早川徳次
3.
教わって覚えたモノは浅いけれど、自分で苦しんで考えたことは深いんですよ。
早川徳次
4.
どうしてもやろうという熱意があったらなんでも出来る
早川徳次
5.
現在会社は5つの蓄積を社是として実践している。「信用」「資本」「奉仕」「人材」「取引先」以上5つの蓄積である。私たちは5つの貯蓄の精神を基盤にしてその実践を身近い現実のものに見て、今日から明日へと自分たちの周りをさらに充実していきたいものである。
早川徳次
6.
私の苦労は宿命のようだった。時代も違っていた。私は自分が過去にやってきたことをいまの人たちに強制しようという気持ちはさらさらない。ただ苦労に明け暮れたころがいまとなってみると限りなく楽しい思い出となっているのである。
早川徳次
7.
私は嘘をつかないこと、他人様に迷惑をかけないことを主義としている。
早川徳次
8.
かわいい社員のクビを切ってまで、自分は会社を存続させられない。社長を辞し、会社は解散する。社員を憂き目にあわせてまで、自分はもう、ものを言えない。残った人間で会社を続けてよいが、自分はタッチしない。
早川徳次
9.
「入るを量って出を制す」とは言い古された言葉だが、まさに企業の基本として動かない戒めである。もし規制された予算通り実行できる企業があれば、その企業は必ず安定堅実である。
早川徳次
10.
もともと私は楽天家の方で、ものごとにあまりいつまでも拘泥してくよくよする性質ではない。忘れっぽいし、いつも明るく笑っていたい人間だ。
早川徳次
11.
よいアイデアが生まれるのは儲からなくてなんとかしようと苦しんでいるときである。
早川徳次
12.
三行の蓄積──信用の蓄積、資本の蓄積、奉仕の蓄積。
早川徳次
13.
相手に裏切られても、自分の誠実の価値は変わらない。
早川徳次
14.
三行の蓄積といって、一つは信用の蓄積、これは心がけです。次は資本の蓄積、我々は事業家ですから貧乏すると人に迷惑をかける。しかし第三に奉仕を忘れてはならない。これを忘れると、結果は必ず悪くなる。
早川徳次
15.
経営とは、「五つの蓄積」である。一、信用を蓄積すること。二、資本を蓄積すること。三、奉仕を蓄積すること。四、人材を蓄積すること。五、取引先を蓄積すること。
早川徳次
16.
事業経営は不況のときに伸びよといわれている。それは不景気のときに屈することなく、次に来る好機に伸びていく準備をすることだと思う。景気の波に乗ることは誰しも可能である。しかしそのときにすでに危険をはらんでいることも忘れてはならない。
早川徳次
17.
つね平生、よく勉強していて、ほかでできないものをたった一つ発見するなら、その人は成功するだろう。
早川徳次
18.
我らの事業の完成は決して単なる個人の野心や自己満足だけでいいわけはない。事業の公共性という点から私は事業達成の目標は、より良く、より高い社会への奉仕と感謝の実行であると信じたいのである。
早川徳次
19.
常に他より一歩先に新境地を拓かねば、到底事業の成功は望まれない。これは年来の私の信条である。
早川徳次
20.
商売を始めて以来、シャープペンシルの外交など過去の販売経験は、私にとって力強い自信となっていた。
早川徳次
21.
社会に対してお返しもしない事業を持って、「事業は趣味(遊び)ではない」などとは言ってもらいたくない。
早川徳次