1.
愚か者が先延ばしにすることを、賢者はただちに取りかかる
バルタザール・グラシアン
2.
どれほど不運であっても、その中にまばゆく光る幸運をひとつ見つけよう。たまたまそこにあっただけだとしても、その幸運に着目するのだ。正しい判断と選択をしたことで必ず報われる
バルタザール・グラシアン
3.
もっともよく憶えているものというのは、忘れてしまったほうがよいものである。
バルタザール・グラシアン
4.
どんな長所を持った人物も、世間の支持がなければ、石ころだらけの道を歩まねばならない
バルタザール・グラシアン
5.
心に感じたことを信じなければならない。ことにそれが虫の知らせであるときは。
バルタザール・グラシアン
6.
妬みによって幸福になる人間はどこにもいない。
バルタザール・グラシアン
7.
明るく「NO」と言うほうが、無表情に「YES」と言うよりもいい
バルタザール・グラシアン
8.
高位にある人は、物事をあまりに詳細に詮索すべきではない。全てを知ることは大切だが、全てのことについて何もかも知る必要はない。
バルタザール・グラシアン
9.
このままでは目指す山頂にたどり着けないとき、変更すべきは道であって、目指す山頂ではない。目標が達成できない場合、目標を修正するのは間違いだ。その目標を達成するための軌道修正をすべきだ
バルタザール・グラシアン
10.
人の強さを知る物差しは、何度となくしくじってもなお、自分を見失わずにいられるかどうかにある。
バルタザール・グラシアン
11.
こちらの考えに常に同意し、こちらが笑えば笑い、泣けば泣くような人を友にしてはいけない。それなら鏡があればこと足りる。
バルタザール・グラシアン
12.
短時間で真の友情を新たに築くのは無理だが、一瞬で親友を失うことはありうる。塔のてっぺんまで行くには階段をたくさん上らなければならないが、てっぺんから落ちるときは、たった一段踏み外すだけなのだ。
バルタザール・グラシアン
13.
結局のところ、子は親を手本にふるまうようになる。親の忠告に従ってふるまうのではない。忠告と手本とでは、手本のほうが間違いなく影響力が大きい。
バルタザール・グラシアン
14.
わが子のために教師を探すなら、お役に立ちます、と向こうから言ってくる教師を見て判断するのではなく、その教え子を見て判断すること。
バルタザール・グラシアン
15.
お喋りは他人に任せて、まず行動せよ。
バルタザール・グラシアン
16.
良いものは、短ければ二重によい
バルタザール・グラシアン
17.
最高の馬鹿とは、自分がそうでないと思い、自分以外の全てがそうだと思っている人である。
バルタザール・グラシアン
18.
慎重な者の指針は、時勢に従うことである。
バルタザール・グラシアン
19.
せっかちは愚者の弱点である。
バルタザール・グラシアン
20.
めいめいの弱点を見つけ出すことが、人々の意思を操る術だ。
バルタザール・グラシアン
21.
無知であると思わせるのは、時として最大の英知である。
バルタザール・グラシアン