1.
審判もドウイエ(相手)も悪くない。全て自分が弱いから負けたんです。ただそれだけです。
篠原信一
2.
五輪には魔物なんていない。いるのは人間だけです。本当に強い選手が勝つ、それがオリンピックなんです。世界選手権で何度勝ってても負けるんです。…まあ、僕なんですけど
篠原信一
3.
出場するのは、純粋に目標を持って五輪を目指してきた選手ばかり。メダルを目指していない選手はいないと思う
篠原信一
4.
僕はしんどいこと、嫌いなんです。五輪までは、自分が一番だと思ってたし、「金」を獲るという目標があったからこそ、練習できたわけです。五輪が終わったら練習するわけないですよ、そういう性格なんです(笑)。
篠原信一
5.
厳しく金メダルを獲るためにやってきたつもりなんですけど、それでも結果が出せなかった。
篠原信一
6.
今いちばん大事にしているのは「活き活きと生きる」ということ。「いきいき」のいきは「活」。活きのいい魚の「活き」です
篠原信一
7.
なんのためにこんなにきつい練習をしているのかということを、選手自身が分かっているのか疑問に思うんですよ。それが試合にも出ている。
篠原信一
8.
選手がいくら「練習している、頑張っている」と言っても、結果が出なかったら、頑張ったことにはならない。
篠原信一
9.
一度金メダルを獲った選手は次に負けると、やはり悔しいわけです。その悔しさがあるから頑張れるんですよ。なぜかと言ったら、彼らは一番高いところの喜びを知っていますから。
篠原信一
10.
本来、精神力というのは、自分で目標を持って、それに向かって頑張ることで身に付いていく
篠原信一
11.
先生が怖いから続けていた柔道だったんですが、やっているうちに力も付いてきて、技もある程度覚えて、勝てるようになって。そうするうちに「ああ、面白いな」と。
篠原信一
12.
毎日泣きながら練習してました。毎日投げられ、抑えられ、関節取られ、絞められ、本当に泣きながら稽古していましたよ
篠原信一
13.
「汚い柔道をするな」と言いたくなるような選手がいっぱいいます
篠原信一
14.
最後に勝つチームと負けるチームの何が違うのかと言ったら「絶対に勝つんだ」という思いだけ
篠原信一
15.
その試合までにやってきた稽古の積み重ねなんですよ。「俺はこんなにやったんだから、負けるはずがない」という気持ち
篠原信一
16.
基本的にはしんどいことをするの嫌いですから。どちらか言うたら、なまけもんですからね、自分の本質は。
篠原信一
17.
目標に向かってやるぞとなって一生懸命やって、でも簡単には獲れない。世界を獲るのにも6年もかかった。
篠原信一
18.
今が一番のどん底ですから、あとはもう上へ、ひとつひとつ上がっていくしかありませんから
篠原信一
19.
パリ世界柔道選手権大会決勝のドゥイエ戦であの様な負け方をして、マスコミにも美談みたいにしてもらったりした。でも、それから何年も経つと、残るのはやはり記憶ではなく記録なんですよ
篠原信一
20.
オリンピックというのは、結果を残さなくてはダメ。金メダルという目標を持って、厳しい稽古をやった分の結果をしっかりと残さないと。
篠原信一
21.
勝たなければ、それまで金メダルを獲るためにした努力は、無駄にはならないが、後悔になると思います。悔いを残さないために、最後の最後まであきらめずに頑張ってほしい
篠原信一