1.
天地の間に、己一人生きてあると思ふべし。天を師とし、神明を友とすれば外人に頼る心なし。
中江藤樹
2.
学問は心の汚れを清め、身の行いを良くするを以て本実とす。
中江藤樹
3.
君子・小人の分、専ら心上にあり、意必固我(勝手気まま、強引、執着)なければ即君子なり。意必固我あれば即小人なり
中江藤樹
4.
家をおこすも子孫なり、家をやぶるも子孫なり。子孫に道をおしへずして、子孫の繁昌をもとむるは、あしなくて行くことをねがふにひとし
中江藤樹
5.
自らの胸の内にある仏をいつも拝する気持ちが、何よりも大切
中江藤樹
6.
父母の恩徳は天よりも高く、海よりも深し
中江藤樹
7.
このたから(真理)は天にありては、天の道となり、地にありては、地の道となり、人にありては、人の道となるものなり。
中江藤樹
8.
人生の目的は利得ではない。正直である、正義である。
中江藤樹
9.
学問にいくら秀でていても、徳が身についていなければ学者とは呼べない
中江藤樹
10.
悔は凶より吉に赴く道なり
中江藤樹
11.
胎内にある間も母徳の教化あり
中江藤樹
12.
徳を大切にしようと思うなら毎日、善を行うこと。善を一つ行えば悪が一つ去っていく
中江藤樹
13.
道は法とは別物だ。どちらも同じように考えている人が大勢いるが大間違いだ
中江藤樹
14.
谷の窪地にも山合いにも、この国の至るところに聖賢はいる。ただその人は自分を現さないから世に知られない。それが真の聖賢だ。世に名前が響き渡った人々は、結局取るに足らない人物なのだ
中江藤樹
15.
慢心は損を招く。だが謙譲は天の道だ
中江藤樹
16.
いにしえの聖賢の教えは、今の世の中に当てはまらない部分が多い
中江藤樹
17.
昔から真理を求めようとする者は、この言葉につまずいてきた。精神的であるから虚であり、虚であるか精神的なのだ
中江藤樹
18.
徳はあらゆる大善の源である
中江藤樹
19.
生まれつき才能がある人なら、難なく文人となれるだろう
中江藤樹
20.
男女の関係は天地と同じだ。天は力であって万物の源である。地は天が創造するものを受け止め育む。夫と妻の和はここにある。夫に源を発したものを妻が完成させるのだ
中江藤樹
21.
自らの胸の内にある仏をいつも拝する気持ちが、何よりも大切
中江藤樹