1.
目的も考えずにあらぬ方向に行きながら、たまたま今の結果がある
町田康
2.
本音から出てくる笑いは破壊的だし、建前の話を乗り越えていくパワーがある
町田康
3.
人間が根底から救われることはまずあり得ない
町田康
4.
みんなそれぞれ人間は、自分というのがあって、そこから逃れられずに生きている
町田康
5.
文章を書いていて面白いなと思う時、調子に乗ってる時というのは、自分を超えた何かを掴んでいるような感じはします。別の何かに触れている感じがある
町田康
6.
笑いをやってる時はそれが面白いことに理由などないですから。なんで面白いかっていう方程式がないんですよね
町田康
7.
みんなまず文脈を考えてそのなかでやるから、言葉も自ずと文脈から外れるものにはならないんですよ
町田康
8.
東京のバンドとか見るとみんな上手くてそれなりに形になってるんですけど、格好つけてて格好悪いよねっていう感じが強くありましたね。「無理してない?」みたいな。割とそういうものに対してはダサいなぁ、て感覚がありましてね
町田康
9.
やりたくないことがあるんですね。おもろないことやりたくないんですよね。おもろないことって何かって言ったら、さっき言ったみたいに薬をつくって人の苦しみを癒す、それで金を貰う。それですごいと言われるとか、あんまそういうことはやりたくないんですよね
町田康
10.
言葉って、生き延びていく言葉と、今しかない言葉がある
町田康
11.
文章というのは、新しい一行を書くごとに常に世界がそこに立ち上がってくるから、おもしろいもんです
町田康
12.
普段の会話って、8割くらい無駄なこと言ってるじゃないですか。繋ぎの言葉ばっかり。だからそういうやりとりを入れることで、会話が転がっていくんです。
町田康
13.
僕も正解なんて知らんし、自分で問いを見つけてくださいね
町田康
14.
なるべく世の中に関わらないようにしてますから(笑)
町田康
15.
人間って100%おもしろいわけじゃなくて、その裏に辛さがあるから、おもしろさがある
町田康
16.
毎日やること。どんなにしんどかっても、何も生み出されへんなと思っても、絶対にやるって決める
町田康
17.
手を動かすと、何かが生まれてくるんですよ。ちょっとでも動きだすと、文章が動いていく。文章が動いたことで、自分が動かされていく
町田康
18.
人は生きていく上で、回収し切れないものを山ほど残して死んでいく
町田康
19.
旅行は大嫌い。書いたり読んだりすることが自分にとっての旅行だから
町田康
20.
人それぞれに自分の楽しみとしてあったはずのものが、いつの間にか負担になっていることもあると思うんです。それを立ち止まって見直すだけで、生きるのが少し楽になる。
町田康
21.
混乱しているのは頭だけ。疲弊しているのは身体だけ。不足しているのは資金だけ。枯渇しているのは才能だけ。大丈夫や。俺は絶対に大丈夫や。
町田康