1.
闘争本能なんてね、ボクサーなら皆持ってるの。そんなことよりも、本当に必要なのは素直さなんだよ
具志堅用高
2.
120%沖縄のため、石垣島のために戦っていた。でも、ベルトを巻いたとき、覚えていたのは拳の感触だけなんだね
具志堅用高
3.
自分が負けてしまったら、あれほど喜んでくれた沖縄の人たちに申し訳なくてね
具志堅用高
4.
スポーツの基本は足。中でも親指が特に大切なんだ
具志堅用高
5.
試合が終わった瞬間はいつも、もうこれ以上戦いたくないと思う。でも、やっぱりまたやるんだよね。防衛することでどんどん味わっていくボクシングの魅力というのがあるんですよ。
具志堅用高
6.
少なくとも自分の持っている7割ぐらいの時間と情熱を傾けなきゃ勝てない。頭の中をボクシングでいっぱいにしなきゃ世界は狙えない。
具志堅用高
7.
才能のある子もいっぱいいるけど、ボクシングのことをどれだけ考えられるかなんだよね。
具志堅用高
8.
僕の座右の銘は、一生「拳」命。
具志堅用高
9.
ボクシングでも、どんな仕事でも同じ。自分の持っている時間と情熱をどれだけかけられるか。
具志堅用高
10.
当時、沖縄はまだ本土との間にはっきりとした線がひかれてた。沖縄出身だと分かると、まわりの空気が変わったもの
具志堅用高
11.
選手を育てるのは難しい。僕以上の才能、センスを持っている選手はいっぱいいるけど、プライベートの時間を削ってまでボクシングに打ち込める選手は少ない。
具志堅用高
12.
センスも必要だけど、技術があって、勇気があって初めていい試合ができる。
具志堅用高
13.
最初は痛いだけだった(笑)。入部して3か月後の新人戦で、いきなり勝てた。さらに2回戦、3回戦と勝ち進んでいくうち、先輩から「根性とスピード、それにボディバランスがいい」と褒められて自信がついて。同時に「もっと強くなりたい」っていう目標ができたんだよね。
具志堅用高
14.
初めて世界チャンピオンになったときは「成し遂げたな……」という感じで終わっちゃったんだけど、世界チャンピオンになってひとつずつ勝ち続けていく夢というか、目標というか、それはもう最高ですよ。刺激と恐怖感がなんともいえない。
具志堅用高
15.
僕は現役時代、自分の部屋にいるときでも、頭の中ではいつもパンチが出ていた。ボクシングのことしか頭になかった。最後は自分を信じて、どれだけ時間と情熱が傾けられるかなんですよ
具志堅用高
16.
何試合も戦って、防衛もしてきたんだけど、実際にリングに上がる前は、いつも逃げることを考えていたよね。
具志堅用高
17.
リングに上がって、ゴングが「カーン」と鳴ると、一瞬にして恐怖心が闘争心に変わるのがわかった。
具志堅用高
18.
素質があるとかないとか、そんなことはどうでもいいんだ。最初はおれだって、ちびでやせっぽちだったんだから。
具志堅用高
19.
わたしのボクシングは沖縄で始まって、沖縄で終わったって感じだよね。
具志堅用高
20.
うれしかったのは、石垣島の市民栄誉賞をもらったとき。あれはうれしかったな。うん、一番うれしかった。
具志堅用高
21.
細かい試合内容についてはあまり覚えていないんです。世界タイトルマッチについてはほとんどそうだなあ。それだけ必死だったんでしょう
具志堅用高