1
私がほしいものは、あなたにはぜったい出せない
千尋
2.
怖がるな。私はそなたの味方だ。
ハク
3.
千尋。いい名だね。自分の名前を大事にね。
銭婆
4.
一度あったことは忘れないものさ…思い出せないだけで。
銭婆
5.
千を泣かしたらばぁば嫌いになっちゃうからね
坊
6.
千尋の元気が出るようにまじないをかけて作ったんだ。お食べ
ハク
7.
美しいところだけ、好きな人に見てもらいたかったのね
黒川夫人
8.
贅沢な名だねぇ。今からおまえの名前は千だ。
湯婆婆
9.
手ぇ出すならしまいまでやれ!
釜爺
10.
見るからにクズで! 甘ったれで! 泣き虫で! 頭の悪い小娘に、仕事なんかあるもんかね!
湯婆婆
11.
そう簡単にはいかないよ、世の中には決まりというものがあるんだ。
湯婆婆
12.
行きな! おまえの勝ちだ! 早く行っちまいな!
湯婆婆
13.
嫌だとか、帰りたいとか言わせるように仕向けてくるけど、働きたいとだけ言うんだ。辛くても、耐えて機会を待つんだよ。
ハク
14.
ここで働かせてください!
千尋
15.
名を奪われると、帰り道が分からなくなるんだよ。私はどうしても思い出せないんだ。
ハク
16.
ここがおれたちの部屋だよ。食って寝りゃ元気になるさ。
リン
17.
自分で行って、運を試しな。
釜爺
18.
湯婆婆は相手の名を奪って支配するんだ。いつもは千でいて、本当の名前はしっかり隠しておくんだよ。
ハク
19.
おまえトロイからさ、心配してたんだ。油断するなよ、わかんないことはおれに聞け。な?
リン
20.
せ~ん! お前のこと鈍臭いって言ったけど、取り消すぞ~!
リン
21.
お父さん、お母さん、きっと助けてあげるから、あんまり太っちゃ駄目だよ、食べられちゃうからね。
千尋