1.
いま日本でいけないのはすぐ人の脚をひっぱることだね。これは大変な奴だと思うと脚をひっぱっちゃう。だから日本で何かのトップにゆく奴は、毒にも薬にもならない奴が大部分だよ
白洲次郎
2.
人に好かれようと思って仕事をするな。むしろ半分の人には嫌われるように積極的に努力しないと良い仕事はできない。
白洲次郎
3.
(マッカーサーに対し)仮にも天皇陛下からの贈り物をその辺に置けとは何事か!
白洲次郎
4.
プリンシプルは何と訳してよいか知らない。「原則」とでもいうのか。日本も、ますます国際社会の一員となり、我々もますます外国人との接触が多くなる。西洋人とつき合うには、すべての言動にプリンシプルがはっきりしていることは絶対に必要である
白洲次郎
5.
長く大事に持っているものは人に貰ったものより自分自身の苦心の結晶に限る
白洲次郎
6.
われわれは戦争に負けたが、奴隷になったのではない
白洲次郎
7.
今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている
白洲次郎
8.
(GHQに対し)アナタの英語も練習すればうまくなる
白洲次郎
9.
こんなバカな戦争を始めた奴の顔が見てみたい
白洲次郎
10.
この憲法は占領軍によって強制されたものであると明示すべきであった
白洲次郎
11.
私は“戦後”というものは一寸やそっとで消失するものだとは思わない
白洲次郎
12.
僕は政治家じゃないし、人に何言われても一向に平気なんだ。僕はそういう所、わりに旧式なのよ。自分の良心はきれいだと思ってるから、人が何言おうと平気なんだ。
白洲次郎
13.
すべての物事で大事なのはその事自体より、それに掛かり合っている原則だということを忘れてはならない。
白洲次郎
14.
対等なのだから相手国に合わせる必要はない。(英語でスピーチしようとした吉田首相に対し)
白洲次郎
15.
永続性のない様なことはせぬがよい。しても無駄だから。
白洲次郎
16.
プリンシプルを持って生きれば、人生に迷うことはない
白洲次郎
17.
このごろのマスコミの論調をそのまま世論だとお思いめさるな。国民はそんなに軽率でもないし一方的でもありません。
白洲次郎
18.
熱意だよ。日本でも明治維新の時の政治家とか実業家は、熱意があったからあれだけの仕事が出来たんだね
白洲次郎
19.
どうしたらよくなるか、それを工夫してゆくよりしょうがないじゃないか。よくなるとかならんというよりも、よくするほかに途(みち)がないことを認識すべきだ。
白洲次郎
20.
日本人も日本も欠点だらけらしいが、人間も国家も完全ではあり得ない。米国もまたその例外ではなかろう。
白洲次郎
21.
弱い奴が強い奴に抑え付けられるのは世の常で致し方なしと諦めもするが、言うことだけは正しいことを堂々と言って欲しい。
白洲次郎