1.
根底で考えろ。演じることも書くことも、生きることも、すべて常識で考えるな。
倉本聰
2.
問うべきは、「自分は何のために、何を目的にして生きていくのか」をはっきりさせることです。
僕は、人を感動させたかった。びっくりさせたかった。それが、僕の人生の目的なんです。
倉本聰
3.
物を作る人間には、ふっと神様が降りてきてくれる瞬間があるような気がします。でも、その前に技術は磨いておかないといけません。
ひらめいたときに、それを具体化する能力を、技術として持っていないといけない。
倉本聰
4.
僕は「そうは言っても」「前例がない」という言葉が大嫌い。そんなことを言っていたら、世の中も自分自身もチェンジすることなんてできません。「前例がない」ことをやるからこそ「新しい挑戦」になる。
倉本聰
5.
現代社会は”生きること”の原点を支える要素や精神の立ち位置を隠し、目先の経済効率のみが重んじられているようです。
そして、強大な力を持ってしまったお金の有無やその量で、社会活動が判断されるようになってしまったように感じます
倉本聰
6.
人間が生きていくために必要なのは「酸素」、「水」、そして「食べ物」です。これをしっかり自力で確保することは自身の責任として果たすべきことではないでしょうか?
倉本聰
7.
僕はワープロもパソコンも出来ません。新聞もとってはいません。でもそれを恥ずかしいとは思わないし、時代に遅れてしまうという恐怖も持っていません
倉本聰
8.
物事の全体を俯瞰する視界を持ち、目の前の状況を自分にしっかり引き寄せて、”私ごと”として考える姿勢から始めてはどうだろうかと思います
倉本聰
9.
最近は物事を論じる際、その原点から考えるという基本的な姿勢があまりにも軽視されているように感じます
倉本聰
10.
現実の世界も、暗闇の底には希望がある、そうであってほしいですね
倉本聰
11.
僕は自分のところの役者にも、常々言っているんですよ。本当の感動っていうのは、「子宮で泣かして、睾丸で笑わせることだ」と
倉本聰
12.
便利さを求め続けたことの代償は計り知れないほど大きい
倉本聰
13.
笠(智衆)さんは、仕事を依頼すると「これが最後です」と宣言され、いつも素晴らしい演技をなさった。後がないと思えば、人は命がけで仕事ができるんですよ
倉本聰
14.
電化製品にどっぷりと浸っている子供達が、電気も水道もない生活の中に放り出されたら、何をどう感じ、どう動くのか?それを描いてみたいと思った。それが『北の国から』の原点でした
倉本聰
15.
50代後半の頃に、70まで生きられるとして、晩飯をあと何回食べられるか?と数えてみたことがあるんです。確か4000回くらいだったと思います。あと4000回しか晩飯が食えないと分かった瞬間、一食一食を大事にするようになりました
倉本聰
16.
貧しさのなかに幸せがあった
倉本聰
17.
森の時計はゆっくり時を刻む
倉本聰
18.
「豊か」という言葉を辞書で引くと「リッチにして幸せなこと」とある。幸せというのは今に満ち足りていることです。日本は、リッチではあるけど幸せがなくなっちゃった
倉本聰
19.
自然界に右肩上がりのものはないんです。それなのに世の中の人たちは、もっと良くしろと年がら年中言っている
倉本聰
20.
人は他人から与えられることはうれしい。だが、与えることはもっとうれしい。いや、人に与えること、人の役に立っているという意識こそが、そもそも人間の生き甲斐なのではあるまいか。考えてみると自分の生き甲斐も、結局そこに尽きる気がする
倉本聰
21.
幸せとは、どのような状況にあろうと、いまが満ち足りていると感じられること
倉本聰