1.
近道は遠回り。急ぐほどに足を取られる。始まりと終わりを直線で結べない道がこの世にはあります。迷った道が私の道です
二階堂酒造
2.
思えば、守れない約束ばかりだった。 会いたい人と会えない人、風の便りはいつも風向き次第。 どうか、タイムマシンが開発されませんように。 目を閉じるだけで十分です。
二階堂酒造
3.
逆らいながら、奪われて、流されながら、見失う。誰もが、その戸惑いの中から、学ぶのだ。嗚呼…、本当の私に帰ってゆきます。
二階堂酒造
4.
水平線をひいたのは、空があまりにも空だったから。夜空に星をまいたのは、地球という星を忘れそうだったから。私は、私のままでここにいる。
二階堂酒造
5.
イエスとノー。その二つの間には何もないのだろうか。筆を走らせたのは、宙ぶらりんの想いでした。 想いのかけらは朽ちることなく、ざわざわと心を揺らします
二階堂酒造
6.
人をうらやむのはもうやめよう。自分にとって大切なものはみんな違うんだから
二階堂酒造
7.
遠くなる程よく見えるのに近くなるほど見失うんだよね
二階堂酒造
8.
泣いた、笑った、名もなき日々。ため息を知らない私が、そこにはいました。楽しかった想い出が、今では頬を伝います。
二階堂酒造
9.
東にいれば、西へゆきたい。春が来れば、冬が恋しい。いたずらがんこに、生きてゆく。そんな時代がありました。誰にも似ていない、誰にも辿れない。
二階堂酒造
10.
風の気持ちも、光の想いも、知っている。 すべてが隙間なく、 私の心に重なり合う。 街は今日も、ふるさとの夢を見ているのか…?
二階堂酒造
11.
手触りも、温もりも、今では失われたパズルのかけらのよう。未来と引き換えに、奪われてしまった。雨曝しの記憶の中で、鮮やかに甦る人がいます。
二階堂酒造
12.
この星が生まれたばかりの頃、鳥たちはここで翔ぶことを学び、風は歌うことを学んだ。ここで生まれて、ここにいる…。
二階堂酒造
13.
幾千、幾万光年の彼方から、星たちは、どんなメッセージを伝えようとしていたのだろう。満天の星が、今宵も天文詩人たちを悩ませる。いつも、新しい輝きと、新しい生命(いのち)。
二階堂酒造
14.
生まれたばかりの風が、窓から飛び込んでくる。旅人のほろ苦い後悔は、やがて美味しい溜め息に解きほぐされていく。
二階堂酒造
15.
昔、憧れた大人は、いつも映画と小説の中にいた。精悍な顔つき。少しキザな台詞。たまに見せる子どものような無邪気さ。今日も、あの頃のように、古い映画の話でもしながら盛り上がろうか。飲みたい人は、会いたい人です。
二階堂酒造
16.
なぜこの道を歩いてきたのか…目を閉じて、見つめる。立ち止まったまま、遠くへ旅立つ。誰かのためではなく、自分のためでもなく…何かひとつ、あなたの心に残したい。
二階堂酒造
17.
あの日から遠ざかるほど、あなたに逢いたくなる。いくつもの色が重なり合い、やがてモノクロームになった日々。甘く、ほろ苦い…すべてが刻まれた場所を教えてほしい。
二階堂酒造
18.
人知れず、彷徨いながら、たゆたいながら、水は、おいしく磨かれていく。大分の、おいしい水と出会って、私は麦だけの焼酎になる。
二階堂酒造
19.
あの頃の私に出会えたら、どんな言葉をかけよう。深呼吸して、前を向く。降り積もった日々が、私の背中を、強く押します。
二階堂酒造
20.
風の道を辿って、旅は始まる。忘れていた夢に出会い、見知らぬ刻(とき)に触れる。私の旅は、終わりのない旅かもしれない。風の道が、私の道。
二階堂酒造
21.
人知れず、彷徨いながら、たゆたいながら、水は、おいしく磨かれていく。大分の、おいしい水と出会って、私は麦だけの焼酎になる。
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