1.
一汁一菜は手抜き料理ではありません。日本の食文化…自然と人間がうまくやっていくための知恵…にあるお料理の始まりです。
土井善晴
2.
疲れてお料理をする元気がない時、どうすればいいですかって、聞かれました。そんな時は早く寝ることです。疲れを癒すことが大切です。誰もあなたを咎めません。恥じることも、心傷めることもありません。そういうものです。
土井善晴
3.
お料理することは自立することです。自立して、自由になって、自分の人生を楽しくやってください。そして、好きな人にお料理を食べてもらってください。あなたは、すでに、その人を幸せにしているのです。それは愛ですね。
土井善晴
4.
お料理する人が全部しないで、食べる人が自分で調味料をかけて食べればいい。今のお母さんは優しいから。そこまで責任持たないでいいですよ
土井善晴
5.
“こうでないと”では作る側がしんどくなる。幸せになるために私は料理をしてますから。手抜き料理と簡単な料理は違います
土井善晴
6.
ちぎったほうがおいしい。きれいに切るばかりが料理ちゃいます。
土井善晴
7.
料理は気づきの連続。昨日の自分に頼らない。今日の新しい自分に出会いたい。私は旅人みたいなもんです
土井善晴
8.
食べたいものをなんでも味噌汁に入れれば、それで立派な食事になるんです
土井善晴
9.
だいたい、毎日バリエーション豊かな献立って、何をそんなんいろいろ作る必要があるの?
土井善晴
10.
レシピにおろせと書いてあった? そんなん誰か知らん人が考えたことに従う必要があるの? 酢水に浸す? 家で自分が食べるだけのものやのに?
土井善晴
11.
「暇だから料理をする」という考え方が間違ってるんです。暇でなくても「せなあかんこと」。男も女も人間いうのは理屈抜きでそれを知っているんです。
土井善晴
12.
実はね、和食いうのは簡単なんです。いちばん簡単で手がかからないもの。本当にそうなんです。それが味付けに気が行き過ぎるから手間がかかる。
土井善晴
13.
料理人の料理と家庭料理は全然違うんです。家庭で誰がそんなんやってんの
土井善晴
14.
最近の男の人は料理雑誌やらなんやらで、相当間違った思い込みをいっぱい持ってるから(笑)
土井善晴
15.
なにかしないとおいしくならないと思うのはもうやめたほうがいい。すればまずくなることさえある。
土井善晴
16.
旬が大事だということを父はものすごく口を酸っぱくして言ったんです。それをずっと聞いて育ってるから、そこはいまも大事にしてますよね。
土井善晴
17.
一汁一菜は健康に生きるための持続可能な食事。一汁一菜にプラスするおかずは小さな楽しみ。気持ちに余裕のある時だけ作る。
土井善晴
18.
料理ってなに? がわかったら、みんな楽になる。そもそもそれがわからなくなってるんやな。そこを気づいたら自由自在なんよ。楽しくなる。
土井善晴
19.
おかずが足りないいうなら家族と相談して自分で作ればいい。余裕もないのに作れ言う家族はあかん。食事の形は家族それぞれ。
土井善晴
20.
料理は基本をふまえて、食べられるようにすることです。
土井善晴
21.
食材が持っている持ち味だけで十分においしいんです。そのためには、旬を思うことです。人間の力でおいしくすることなんてできないと考えるのが日本人です。
土井善晴