1.
栄枯盛衰は、人生の常である。順境はいつまでも続くものではなく、逆境も心の持ちよう一つで、これを転じて順境たらしめることもできる。境遇の順境は、心構え一つでどうにでも変化するものである
高橋是清(政治家)
2.
一足す一が二、二足す二が四だと思いこんでいる秀才には、生きた財政は分からないものだよ。
高橋是清(政治家)
3.
その職務は運命によって授かったものと観念し、精神をこめ誠心誠意をもってその職務に向かって奮戦激闘しなければならぬ。
高橋是清(政治家)
4.
この国土を愛する精神は、天変地変のために毫も影響されないのだが、子孫をして住みよき国土たらしめる努力は、現代人の義務である。
高橋是清(政治家)
5.
一家和合ということは、一家族が互に信頼するということから起る。信頼があってこそ、出来ることだ。また経済界においても工業、銀行、商業など各種当業者の間に相互の信頼があり、資本家と労働者の間にも、同様信頼があってこそ、繁栄を見る事が出来るのである
高橋是清(政治家)
6.
人間にも神の心はある。その心が人間の中に輝き出す時、人はさながら神となり地上はこのままに一つの楽園となる
高橋是清(政治家)
7.
どんな失敗をしても、窮地に陥っても、自分にはいつか強い運が向いてくるものだと気楽に構え、前向きに努力した。
高橋是清(政治家)
8.
決して自分のサラリーと他人のサラリーを比較するようなことをするな。境遇の比較が不平を生み、不平がその人の生涯を不幸に陥れる原因である
高橋是清(政治家)
9.
他人から見てはうらやましがられるような境遇にいる時でも、自分に重きを置くことをしなかったため、特別によろこぶ気も起らない
高橋是清(政治家)
10.
不平を起こすぐらいならサラリーマンたる己れを廃業して独立するがよい。独立してやれば成敗いずれにせよ何事も自分の力量一杯であるから不平も起こらぬだろう。けれども、この独立ができないならば不平は言わないことだ
高橋是清(政治家)
11.
どんな苦難に直面しても、常に人生を楽しめと説いたのである。おのれの運を信じ、楽観的に物事を見る。そこから拓ける道がある
高橋是清(政治家)
12.
「我」を去り私心をなくす、そうして自然の大道と己を一緒にしてみると、「生死」というものがなくなってくる
高橋是清(政治家)
13.
私は鉄道の社長など自信がありませんし、自信がないことは良心が許しません。私は自惚れを捨てたところから出発したいと思っています。どうか、丁稚小僧からやれる仕事を探していただきたい
高橋是清(政治家)
14.
仕事を本位とする以上は、その仕事がどんなであろうとも、いかに賤しく、いかに簡単であろうとも、ただ一心になって、それを努めるばかりである。こうすれば、どこにも不平の起こるべき原因がない。よい地位に昇ったからとて、われを忘れて欣喜雀躍(きんきじゃくやく)するはずもなければ、また、その地位が下がったからとて、失望落担することもないはずだ
高橋是清(政治家)
15.
国家といふものは、自分と離れて別にあるものではない。国家に対して、自己といふもののあるべき筈はない。自己と国家とは一つものである
高橋是清(政治家)
16.
生を踏んで恐れず
高橋是清(政治家)
17.
子供の時から今まで、一貫して、どんなつまらない仕事を当てがわれた時にも、その仕事を本位として決して自分に重きを置かなかった。だから、世間に対し、人に対し、仕事に対しても、一度も不平を抱いたことがない
高橋是清(政治家)
18.
なあ、直。忘れるなよ。順境は、いつまでも続くものではない。だがな、逆境というのもまた心の持ちようひとつで、これを転じて、いくらでも順境にすることができる
高橋是清(政治家)
19.
他任に依頼し、その助力を仰ぐのは、自己の死滅であると、私は信じている
高橋是清(政治家)
20.
人生を観るに、人は職業に成功すると云ふほど大切な事はないやうです。而して職業に成功するのが、人類生存の基準であると申して過言でなからうと思ふのです。されば人として職業のないほど、恥かしいことはないのであります
高橋是清(政治家)
21.
私も今日までには、ずいぶんひどく困った境遇に陥ったことも一度や二度ならずあるのだが、しかも、食うに困るから助けてくださいと、人に頼みにいったことは一度もない
高橋是清(政治家)



