1.
ただただ音楽をやれるのがうれしかった。間違いなく僕は最高のアマチュアでしたね。だからプロになれたんです。
佐渡裕
2.
学生達は僕にとって取り返せないところにいる。だからこそ彼らに伝えておきたいことがある。
佐渡裕
3.
オーケストラの演奏会を観に行くと、指揮者が指揮棒を持って、シーンとした静寂の中から音が鳴り始めるわけですね。子供ながらに、その姿は本当にかっこいいなぁ・・・と思って見ていました。
佐渡裕
4.
自分がその時夢中になれることを、がむしゃらにやるのが一番いいと思います。
佐渡裕
5.
決していつもすごくポジティブな人間ではないので、同じだけネガティブな部分もあるし、暗い部分もあるし、それと付き合っていくこともすごく大事だと思いますね。
佐渡裕
6.
僕は無理して「よし、今日も本番頑張るぞ」とか気合を入れて頑張る方じゃないですよね。そういうのは不自然のような気がして、できるだけ自然体のままでやっています。
佐渡裕
7.
現実には世界で闘争があり、戦争もある。けれど音楽は全く別々の人生を歩んできた人々が一緒に生きていることを肯定してくれる。
佐渡裕
8.
僕が高校生の時も、大先輩の指揮者をはじめプロの演奏家となった先輩方が指導に来てくれたんです。その時のドキドキ感は今も忘れられません。だから僕も大学生のころから1年に1回くらいはできるだけ堀音を訪れるようにしています。後輩とも刺激し合えますし。もう30年くらいになるかな。
佐渡裕
9.
ただただ音楽をやれるのがうれしかった
佐渡裕
10.
僕自身、挫折も失敗もたくさんしてきましたが、今になって一つ言えるのは、子どもの時に夢を文書にして残すということは重要なことだったということですね。
佐渡裕
11.
自分の仕事とはなんだろう、自分って人は何なんだろうと考えた時、究極のところ、人は次の世代に何を残して行くか、ということに行きつくと思うんですね。
佐渡裕
12.
自分のことを芸術家と思ったことはなくて職人的な感覚ですね。
佐渡裕
13.
大学を卒業する頃には、とにかく指揮を振って食べていく、というのが最大の夢になっていました。
佐渡裕
14.
幸運であり、やっぱり厚かましいところもあったと思うんですよ。自分がしたいと思ったら、そこに全力で向かっていくというのは、今もその頃も変わっていない気がしますね。
佐渡裕
15.
僕が生まれたのは戦後のベビーブームでしてね。もの心ついたときには、すべてが闘いでした。学業も闘い。スポーツも闘い。食べるのも闘いです
佐渡裕
16.
一生懸命にやっている自分がいると、他のことにも、輝きが増すというのかな。オーラじゃないけれど、多分人が発している光というのがあって、好きなことをやっている、そういうことにちゃんと向き合えている時は、その人が発している光に影響している気がしますね。
佐渡裕
17.
ヘッドフォンやスピーカーと違い、実際のホールでの音というのはすべての感覚を刺激する。演奏家と聴衆によって「気」が充満し、その場でしか起こりえない「何か」を全員で体感することができる。
佐渡裕
18.
悲しいかな、人は過ちを繰り返す。だからこそ、それぞれが世の中のことをしっかりみて生きていくんだ、としめくくる。バーンスタインが音楽へ込めた、人類の永遠のテーマに胸打たれ、最後の「我らの畑を耕そう」という合唱曲は、とてつもない感動をもたらしてくれるのです。
佐渡裕
19.
音楽の世界では、才能や運っていうのは確かに一つの大きな要素かなと思います。ただ、これは僕の大好きなプロゴルファーの言葉なのですが、「奇跡を起こす方程式」が存在すると。才能、運、努力。これらは足し算だが、掛け算になるものが一つだけある。それは感謝力だと
佐渡裕
20.
僕の中では、音楽は子供の頃から大好きなものだったのですが、それは形が残るものじゃないんですよね
佐渡裕
21.
練習で何を創るかというのが課題です。つまり、練習でいい加減な音をつくってしまったら取り返しがつかない。だから、過去に100回以上演奏していようが、10年以上毎年繰り返していようが、いつも練習はゼロからスタートするんです
佐渡裕