1.
「才能がない」と言って諦めてしまえる者は、そのことをもって才能がないのだと言わざるを得ない
中島義道
2.
失敗は人生の免疫である。味わい尽くし分析せよ
中島義道
3.
他人が存在すると思うから、その存在は僕に重くのしかかるのだ
中島義道
4.
理想がはなはだ高くて、どうしてもそれを低めることができない君はその道をトコトンまで行くしかない
中島義道
5.
まず勇気をもってエイッと一歩を進めること。そして倒れ、泥だらけになって這いあがり、身体ごと何かを学ばなければ、怒りなど学ぶことはできません
中島義道
6.
いかなる失敗も、その目標の火が消えない限り、君は耐えられる
中島義道
7.
カミュに「優しい無関心」という言葉があるが、これを言い換えると他人になるべく期待しないこと。そして、他人からもなるべく期待されないようにすること。そうすると、人間関係で「悩む」ことは激減する
中島義道
8.
いま地上に生きている六〇億を超える人々も、あと百年もすればほとんどが消え去ってしまう
中島義道
9.
「おまえのためを思って言っている」という言葉を吐く人は限りなく鈍感です。こちらの気持ちを正確に察知して言っていることは稀で(ほとんどなく)、自分の気持ちを押しつけているだけなのですから
中島義道
10.
(非哲学的な)人は「何が真実か」という問いにのみ目が行きますが哲学にとってはるかに重要な問いは「真実とは何か」という問いです
中島義道
11.
どんな愚かな人生でも、乏しい人生でも、醜い人生でもいい。死なないでもらいたい。生きてもらいたい
中島義道
12.
自分の考えより他人の考えや他人の欲望に影響されているのではないでしょうか。他人の欲望から自由になることは重要なことで、そのためには本当の自分の欲望を知らないといけません
中島義道
13.
プライドを捨てる苦しさより、一流を目指す苦しさのほうが楽
中島義道
14.
君は理不尽に報われ、理不尽に救われる。きみは理不尽に成功し、理不尽に失敗する。きみは理不尽に幸福になり、理不尽に不幸になる。これがきみが知っている唯一の人生の「かたち」なんだ
中島義道
15.
考えない人間は、どの時代にもどの地域にもいる。彼らは、「考えない」という唯一の武器をもって、恐ろしいほど逞しく生きている
中島義道
16.
「生きるのも死ぬのも厭だ!」という叫び声は矛盾しているのだろうか?混乱しているのだろうか?断じてそうではないと思う
中島義道
17.
私は、どうも勝つことは醜いと思っており、勝つと自責の念に打ちひしがれ、といって負けたくもなく、いつも勝って「かつ」負けたいと思っている
中島義道
18.
善人ほど悪い奴はいない
中島義道
19.
「よく生きる」とは「幸福に生きる」ことではないことを知ること、それが決定的に重要
中島義道
20.
哲学においては、たとえ人類が滅びようが劣化しようが、不幸になろうが、真理は真理
中島義道
21.
恩を施す者は、その報酬をわずかでも期待してはならないのです。この原則が破られるとき、恩からはすべての光が消え失せます
中島義道