1.
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。それでも人に恋するのだ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
2.
埃は羽より軽く、風は埃より軽く、女は風より軽い。
アルフレッド・ド・ミュッセ
3.
女は影のようなものだ。後を追いかければ逃げる。こちらが逃げれば後を追ってくる。
アルフレッド・ド・ミュッセ
4.
男はみんな嘘つきで、浮気で、にせもので、おしゃべりで、偽善者で、高慢かそれとも卑怯で、見下げはてた者であり、情欲の奴隷だ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
5.
人の世にはただ一つだけ神聖な、崇高なものがある。それはこんなにも醜悪な二つのものの結びつきなのだ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
6.
女はすべて裏切り者で、狡猾で、見え坊で、物見高くて、性根が腐っている。
アルフレッド・ド・ミュッセ
7.
恋は空腹で生き、満腹になって死ぬ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
8.
苦悩こそ人生の真のすがたである。われわれの最後の喜びと慰めは苦しんだ過去の追憶にほかならない。
アルフレッド・ド・ミュッセ
9.
経験とは、人々が自分の愚かしさ、または悲しみに与える名前である。
アルフレッド・ド・ミュッセ
10.
母を愛する者で、意地の悪い者はいない。
アルフレッド・ド・ミュッセ
11.
私は愚劣さを含ませる黄金の風は大嫌いだ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
12.
眠れる……、やっと眠れる。
アルフレッド・ド・ミュッセ
13.
たわむれに恋はすまじ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
14.
もっとも不愉快なことは、最大の敵が面と向かって述べることではなく、最良の友が陰でこっそりささやくことである。
アルフレッド・ド・ミュッセ
15.
私は何度も苦しんだ。過ちも犯した。でも私は愛した。真に生きたのはこの私なのだ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
16.
他人のなした悪をゆるすことは、弱い人間にとって大いなる努力であっても、少なくとも人を憎むという悩みより脱せよ。ゆるすことができなければ、せめてはその悪を忘れよ。
アルフレッド・ド・ミュッセ
17.
恋をするのは下戸が酒を飲むようなものである。飲み過ぎてはいけない。
アルフレッド・ド・ミュッセ
18.
私の盃は大きくはないが、私は、私の盃で飲む。
アルフレッド・ド・ミュッセ
19.
キリスト教は皇帝を滅ぼしたが、人民を救った。
アルフレッド・ド・ミュッセ
20.
経験の与えた一つの棘は警告の最も厳しいものの全部にも値する。
アルフレッド・ド・ミュッセ
21.
友よ、私が死んだら墓に一本の柳を植えておくれ……。
アルフレッド・ド・ミュッセ