1.
どんなに愚鈍であっても、ある程度の年月で修業していると、一気に開花する瞬間が来る。でもそれがいつかは分からないんですよ、本人にも、見ている人にも。
村上隆
2.
芸術家という生き方を選んだのは、世の中を変える役目というものに自分が加わりたいという気持ちがあったから。
村上隆
3.
目に見えない未来の旨みを吸い取りたいっていう人間に可能性はありません。
村上隆
4.
今の自分を形成しているものが、ほぼ10歳くらいまでに影響を受けたものだということに、30代中盤になって気が付いた。
村上隆
5.
勘を鍛えて、上手なあいさつを身に付けて、ルールをスキャンすること。
世界の第一線で活躍するために大事なことは?
村上隆
6.
僕は日本に絶望している。
村上隆
7.
日本人は判断停止の子どものような幼稚な時代の終焉をそろそろ演じる覚悟が必要。
村上隆
8.
100年、200年後の世界で「社会を変えよう、自分を変えよう」としている人たちに対して、小さな勇気みたいなものを与えられる存在になりたい。
村上隆
9.
成功している人を妬むのって、その当人も、社会も萎縮させます。
村上隆
10.
作家の生前は雑音に惑わされる。芸術の世界における本質的な評価は、作家が死ぬまで絶対に真価を問うことができない
村上隆
11.
長く制作するなかでは、時流と自分の距離にいつも気を付けて、継続し続けられる塩梅を大事に考えています
村上隆
12.
うそが混じることなく、美の争点を浮き彫りにしていく。でも正直すぎる表現ばかりだと自我が壊れる
村上隆
13.
大事なのは、今考えていることを正直に表現すること。純度が高いほうがいいんです
村上隆
14.
人間はつらい状況になればなるほど芸術を欲するというのは、歴史を振り返っても明らかです
村上隆
15.
社会的な立ち位置は化けても、自分は別に変わっていない。才能の有無の評価軸は自分で考える
村上隆
16.
自分の能力は、過去の記憶が抜け落ちていくこと。だから嫌な記憶がないんです
村上隆
17.
自分があきらめるまで何度もやって、それでダメだったら敗退すればいい
村上隆
18.
社会の中で天才として生き続けるのは、ほとんど無理、不可能性が高いことです。スポーツ選手が綿密な計画と鍛錬を基礎におくように、芸術家は美術史の分析から精神力の訓練に至るまで独創的な作品のための研究修行を毎日続けるべきです。
村上隆
19.
天才同士が戦いを繰り広げている頂上決戦の中で、凡人は斬り捨てられていくのが弱肉弱食の世界のルール。どの世界でも、ごくわずかの天才の数より、天才を求める人の数の方が多い。美術作品の価格が高騰していく過程はそれに比例する。
村上隆
20.
芸術作品は自己満足であってはならない。価値観の違いを乗りこえてでも理解してもらうという客観性こそが大切なことなのです。価値観の違う人にも話しかけなければ、未来は何も変わらない。
村上隆
21.
芸術家は、欲望とどうつきあうのかを強く打ちださなければならない
村上隆