1.
この矢一本なれば、最も折りやすし。しかれども一つに束ぬれば、折り難し。汝ら、これに鑑みて、一和同心すべし。必ずそむくなかれ。
毛利元就
2.
言葉によって、その人が善か悪か、才能があるかないか、剛勇か臆病か、利口か愚かか、遅いか速いか、正直か正直でないか、そうしたことがすぐにわかるものだ。
毛利元就
3.
思えば遠くきたもんだ。此の先まだまだ何時までか生きてゆくのであろうけど
毛利元就
4.
一年の計は春にあり、一月の計は朔にあり、一日の計は鶏鳴にあり
毛利元就
5.
「百万一心」と石碑に彫って人柱のかわりに埋めろ
毛利元就
6.
三人の半ば、少しにても、懸子へだても候はゞ、 ただただ三人御滅亡と おぼしめさるべく候々
三人の間に、少しでも壁や隔たりがあったならば、三人とも滅亡するものと思いなさい。
毛利元就
7.
道を歩いてつまづくのはありがちなことだ。少しも気にすることはない。
毛利元就
8.
我は酒が飲めぬから、かように長生きなのだ。酒を飲まなければ、70、80まで健康でいられて、めでたいことだ。
毛利元就
9.
我、天下を競望せず。
毛利元就
10.
家臣が喧嘩して一方を殺した場合、殺したものをお助けになりますか?この鳥はまさか狐に対して不埒なことも致しますまい。それなのに食べ殺した罪は、決して軽くはありません。鳥も私の家来。狐もこの邸地にいるから家来も同然です。だから、狐を殺すのは道に外れていません。
毛利元就
11.
中国地方の全部とは愚かなことだ。天下を全部持つようにと祈れば良いものを。天下を取ろうとすれば、だんだん中国地方は取れる。中国地方だけを取ろうと思えば、どうして取れるだろうか。
毛利元就
12.
部下の命を守るのにこれしきのことをするのは当然だ
毛利元就
13.
坂の縁故があるといっても、お主らを疑いはせぬ。わしには全く他意はない。もし疑うのなら、今わしは1人だから討ち殺すがよい!
毛利元就
14.
言葉は心の使いである。
毛利元就
15.
一芸もいらず、能もいらず、遊もいらず、履歴もいらない。ただ日夜ともに武略、調略の工夫をすることこそ肝要である。
毛利元就
16.
敵が言いふらした計略かもしれないのに、それを我々父子の前で言い出すとはあるまじき事だ。
毛利元就
17.
謀多きは勝ち、少なきは負ける。
毛利元就
18.
友を得て なおぞ嬉しき桜花 昨日にかはる 今日のいろ香は。
毛利元就
19.
上意に背いてでも、家を維持しないことには仕方がない
毛利元就
20.
体が強くもなく、精神的にも強くなく、知恵や才覚が人並み外れているわけでもなく、また常に正直で人並み以上に神仏の加護があるわけでもないのに、どういうわけか乱世を生き延びている
毛利元就
21.
尼子の勢力はまだ強く力攻めは成功しない、持久戦に持ち込んで調略を仕掛けた方がよい
毛利元就