1
うらを見せおもてを見せて散るもみぢ
良寛禅師
2.
木々の緑や紅葉や美しい花が地球から消え去ったら、人間の暮らしは殺風景になり、感動することがなくなってしまうでしょう。
瀬戸内寂聴
3.
一葉落ちて天下の秋を知る
劉安
4.
人生は、玄(くろ)い冬にはじまり、青い春と朱(あか)い夏を経て、白い秋に至る。暗い冬で終わるのではない
堺屋太一
5.
たった一本の紅葉木でも、風景のスケール感を演出できる
中橋富士夫
6.
川の向こうの紅葉がきれいだったので橋を渡って行ってみた。ふり返るとさっきまでいた所の方がきれいだった
星野富弘
7.
あらゆる葉が花である秋は、二番目の春である。
アルベール・カミュ
8.
秋は最も辛い季節だ。葉は全て落ち、地面と恋に落ちているかのように舞い降りていく。
アンドレア・ギブソン
9.
湖面での枯れ葉のダンスは、目覚めながらにして見る夢である。
マハマット・ムーラット・ イルダーン
10.
全ての葉は秋の樹木から舞い散りながら、私に至福をささやく。
エミリー・ブロンテ
11.
空を眺めて暮らす秋の葉っぱになりたいと思う。そして去らなければならない時が来ると、命が贈り物であったことを潔く知る。
ドディンスキー
12.
葉が落ちるまで木を愛し、そして来年またやり直すように励ましなさい。
チャド・サグ
13.
今、秋の炎は森に沿ってゆっくりと燃え、日ごとに枯れ葉は落ちて溶けていく。
ウィリアム・アリンガム
14.
秋の色合い。魔法使いのまじないである霜の下で咲く華やかな花畑。
ジョン・グリーンリーフ・ホイッティア
15.
自分の土地に流れる水、己の上に吹きわたる風の気配、それを自分の存在のアカシとして出発しない限り、いかなる文化もありはしない。花がひらくという神秘。死にゆく樹々の鮮やかな紅葉の死に化粧。ぼく自身の生命に共振する。
岡本太郎
16.
お花見や紅葉狩りをせずに一年を終えることは、罪深いこと、少なくともひどく礼を欠くことである。
ヴェンセスラウ・デ・モラエス
17.
落ちて行く 身と知りながら もみぢ葉の 人なつかしく こがれこそすれ
皇女和宮
18.
その秋を またで散りゆく 紅葉かな
岩本栄之助
19.
秋こそが始まりの季節、春だ。
トルーマン・カポーティ
20.
春の美しさも夏のそれも、秋のような気品はもっていない。
ジョン・ダン
21.
例えやり残しがあったとしても、みんなじっと座って木の葉の色づくのを眺めるべきだ。
エリザベス・ローレンス