1.
人生は１冊の書物に似ている。馬鹿者たちはそれはパラパラとめくっているが、賢い人間はそれを念入りに読む。なぜなら、彼はただ1度しかそれを読むことが出来ないのを知っているから。
ジャン・パウル
2.
私たちが追い出されずにすむ唯一の楽園は思い出である
ジャン・パウル
3.
父親が子どもに語ることは世間には聞こえないが彼の子孫には聞こえる。
ジャン・パウル
4.
富、眠り、健康はそれを取り戻した時になって、はじめてその味わいを満喫できる
ジャン・パウル
5.
友人を信用しないのは、友人に欺かれるよりもはるかに恥ずべきことである
ジャン・パウル
6.
つねに謙虚であるならば、ほめられたときも、けなされたときも、間違いをしない
ジャン・パウル
7.
貧乏と希望は母と娘である。娘と楽しく語らっていれば、母のほうを忘れる
ジャン・パウル
8.
大文字ばかりで印刷された書物は読みずらい、日曜日ばかりの人生も、それと同じである
ジャン・パウル
9.
称讃された時ではなく、叱責された時に謙虚さを失わない者こそ真に謙譲な人間である
ジャン・パウル
10.
老人の上機嫌ほど美しいものはない。
ジャン・パウル
11.
自分の青春を、老年になって始めて経験するような人々がいる
ジャン・パウル
12.
特別な状況を待って事を成そうとするな。普通の状況で試みよ。
ジャン・パウル
13.
自分の性格をよく知るには、他人の性格を語るのが良い
ジャン・パウル
14.
経験は良い薬だが、病気が治った後にしか手に入らない
ジャン・パウル
15.
悲しみは雷雲に似ている。遠方から見ればそれは真っ黒であり、頭上にくればほとんど灰色である。
ジャン・パウル
16.
気高い誇りには、謙遜よりも才能を発揮させるものがある。
ジャン・パウル
17.
感情には全て、自分だけが体験する感情だと思わせる独特な面がある。
ジャン・パウル
18.
最も激しい憎悪は、最高の美徳や最も危険な犬のように、この上もなく静かである。
ジャン・パウル
19.
この世で犯された最初の罪は偽善である。
ジャン・パウル
20.
臆病者は危険を目前にして恐れ、卑怯者は危険の最中に恐れ、勇敢な者は危険が去ったあとで恐れる。
ジャン・パウル
21.
地上の生活においては、一年一年はまさに短いものである。年齢などはもっと短いし、人の一生ときたら、この上なく短い。しかし、その日その日は長いものである。刻一刻はもっと長いものだし、瞬間というものは往々にして、永遠に等しい。
ジャン・パウル
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