1.
このような時代に生れ合わせた者として、何もしないで一生を終えてようのでしょうか。何をなすべきかを考え、その道をひたすら歩んで行くだけです。
樋口一葉
2.
これが一生か、一生がこれか、ああ嫌だ嫌だ
樋口一葉
3.
命ある限りはどんな苦しみにも耐え、頑張って学問をしたいと思う。
樋口一葉
4.
恋とは尊くあさましく無残なものなり。
樋口一葉
5.
丸うならねば思う事は遂げられまじ。
樋口一葉
6.
清いものは常に穢れたものの中から生まれいで、光り輝くものは常に暗闇の中か生まれでる
樋口一葉
7.
恐ろしきは涙の後の女子心なり。
樋口一葉
8.
我れはまことに窮鳥の飛入るべきふところなくして、宇宙の間にさまよふ身に侍(はべ)る。
樋口一葉
9.
のぼっていく道のりはたとえ違っても、最後にたどりつくところは、自分も人も同じだろう。
樋口一葉
10.
みなさまが野辺をそぞろ歩いておいでの時には、蝶にでもなって、お袖のあたりに戯れまつわりましょう。
樋口一葉
11.
力もない女が何を思い立ったところでどうにもならないとは分かってはいるが、私は今日一日だけの安楽にふけって百年後の憂えを考えないものではない。
樋口一葉
12.
母上に安らかな生活を与え、妹に良縁を与えることが出来るなら、私は路傍にも寝ようし乞食にもなろう。
樋口一葉
13.
色に迷う人は迷えばいい。情に狂う人は狂えばいい。この世で一歩でも天に近づけば、自然と天が機会を与えてくれるだろう。
樋口一葉
14.
昔の賢人たちは心の誠を第一として現実の人の世に生きる務めを励んできたのです。務めとは行いであり、行いは徳です。徳が積もって人に感動を与え、この感動が一生を貫き、さらには百代にわたり、風雨霜雪も打ち砕くことも出来ず、その一語一句が世のため人のためになるものです。それが滾々として流れ広まり、濁を清に変え、人生の価値判断の基準となるのです
樋口一葉
15.
一番大切なことは親兄弟の為や家の為にすることです。
樋口一葉
16.
水の流れる川にも淵があり、瀬がある。人生にも苦しいときと良いときがあるだろう。悪いことばかりではないはず。元気を出して頑張ろう。
樋口一葉
17.
この世ほろびざる限りわが詩はひとのいのちとなりぬべきなり。
樋口一葉
18.
身をすてつるなれば 世の中の事 何かはおそろしからん
樋口一葉
19.
利欲にはしれる浮き世の人あさましく、厭わしく、これゆえにかく狂えるかと見れば、金銀はほとんど塵芥の様にぞ覚えし。
樋口一葉
20.
その時分には、私は何になっていましょう、石にでもなっていましょうか。
樋口一葉
21.
只世にをかしくて、あやしく、のどかに、やはらかに、悲しく、おもしろきものは”恋”とこそ言はめ。
樋口一葉