1.
イラストレーターは芸術家ではなくてお客さんを喜ばせる芸人
原田治
2.
終始一貫してぼくが考えた『可愛い』の表現方法は、明るく、屈託が無く、健康的な表情であること。そこに5%ほどの淋しさや切なさを隠し味のように加味するというものでした
原田治
3.
あくまで大事なのはテーマや内容にそっていること
原田治
4.
装幀とは思考を包む単なるパッケージに過ぎない
原田治
5.
イラストレーションが愛されるためには、どこか普遍的な要素、だれもがわかり、共有することができうる感情を主体とすること
原田治
6.
そういう要素のひとつであると思われる『かわいらしさ』を、ぼくは、この商品デザインの仕事の中で発見したような気がします
原田治
7.
自分でやってるものを客体化する
原田治
8.
時代が変わったなって感じですね、デジタルの時代ですね、だからぼくはもう違うなって感じです
原田治
9.
芸術じゃもう売れないんですよね。デザイナーとかそういう人の特集やっても全く売れない
原田治
10.
見た人が喜ぶような絵を目指しますね。自己満足じゃなくて、受け止めて貰えるような絵。他人の好みに合わせるような…
原田治
11.
てくれる人(読者)に合わせて描くという意識がいつもあり、あんまり個性的なイラストレーションには最初から興味がありませんでした
原田治
12.
ジャンルごとに自分自身がカメレオンのように変わっていくイラストレーターを目指していた
原田治
13.
イラストレーターっていろいろ作風を描き分けるものだって思ってました
原田治
14.
イラストレーションの面白さはエンターテインメント性にある。僕は人の喜ぶ顔を見たくてイラストレーションを描いています
原田治
15.
賛美歌のブックカバーに彼女の好きな犬の絵を描いてプレゼントしました。そしてそれを見た女生徒から注文が殺到。その人を喜ばせたいから、その人のライフスタイルまで考えて描きました。
原田治
16.
今は広告の仕事が減り、厳しい時代なので、絵以外の得意な分野を持たなければなりません。現在イラストレーション以外の仕事をしてる人は、まずその仕事と関連づけて描くことを考えるべきです
原田治
17.
5年で約10種類の描写スタイルを編み出して、様々なタイプの需要に応じることができました
原田治
18.
本を造る作業というのは、これで神経すり減らして結構大変なんですよ。でも、見る人にはそれを全然感じさせないように造るのがプロなんでしょうね
原田治
19.
どんな古い美術であっても、生まれて初めてこの眼で実際に観るということは、常に自分にとってのまったく新しい発見です。
原田治
20.
イラスト稼業と違って、絵画(といってもアブストラクトですが)のほうは、売り物でもないし、締め切りも、完成させる必要もないので、いたって気楽な趣味の世界
原田治
21.
「可愛い」には流行よりも普遍性がある
原田治