1.
たとえレシピがあっても、おいしい料理が作れるとは限らない。俺たち料理人はレシピを盗まれたりしたぐらいどうってことないんだよ。同じ料理を作れないって知ってるから。
尾花夏樹
2.
ここに立つことを夢見てずっと料理を続けてきました。でもダメでした。理由は簡単です。努力が足りなかったからです。
早見倫子
3.
彼らは教えてくれました。情熱を持って向き合うこと。最後まで逃げないこと。お客様を一番に考えること。そして、自分を信じること。
早見倫子
4.
私も試作品を全て試食するんですけれども、お客様にお出しする料理とは別物なんです。お客様にお出しする一皿には、料理人の魂みたいなものが込もるんです。ですからいい料理というのは、そこにお客様がいらっしゃることで、より美味しくなるんです
京野陸太郎
5.
お前がいる店は三つ星狙ってる店なんだよ。料理なめんじゃねぇぞ。
尾花夏樹
6.
2人で一緒に世界一のグランメゾン作るってのはどう?俺が必ずあんたに星を取らせてやるよ。
尾花夏樹
7.
久々に思い出したよ。自分が料理を始めた頃のこと。美味しいって言ってもらっただけで、こんなに嬉しかったんだって。それがあんたをパートナーに選んだ理由だ。それに俺の料理を食べてあそこまで完璧に見抜ける人間は今まで誰一人いなかった。あんたに才能はある。
尾花夏樹
8.
この前菜は、他人の意見を聞かない頑固な料理人が自分の価値観を曲げて昔の仲間の助言を生かして作ったんです。この一皿には、それだけの価値があるんです!私は、この料理と店のスタッフを信じています!
早見倫子
9.
お前ホントなめてんな。俺たちが本気で考えた料理マネ出来るわけねぇだろ。
尾花夏樹
10.
一流のシェフはね、レシピが外に出ることを気にしないんだよ。自分がそれを一番美味しくできる自信があるから。
京野陸太郎
11.
仕入れたサワラの状態によってその都度調理法も変わるのよ?乾燥の時間とかオーブンの温度とか、その日の気温や湿度で変えてるんだから。マネ出来るもんならやってみろっていうのよ!
早見倫子
12.
ウチの店で簡単にマネ出来る料理なんて一つもない。俺たちの仕事は甘いもんじゃないんだよ。
尾花夏樹
13.
マネごとでやってる店は腐るほどあるけど。三つ星狙うんだったら、自分で本物生み出すしかねぇんだよ。
尾花夏樹
14.
芹田、お前どっちだ?お前はどんな料理人になりたいんだ。自分で決めろ。
尾花夏樹
15.
いつか必ず俺たちの料理とサービスがお客様に伝わる時が来る
尾花夏樹
16.
俺は、フレンチにはまだ無限大の可能性があるって信じてる。どこで誰がどんなすげぇ料理作るのか、新たな三つ星は生まれるのか。それって、俺たち料理人の夢だろ。
尾花夏樹
17.
俺は、エスコフィユでお前のまかないを食べた時に救われた。平古祥平の作る料理には、人を動かす力がある。それは、誰にでもあるものじゃなくて、お前の才能だ。
尾花夏樹
18.
料理っていうのは、素材の質と料理人の腕と経験で全てが決まる。たけど、料理人のメンタルが微妙に味に影響してくる
尾花夏樹
19.
三年前、二つ星のプレッシャーに俺負けたじゃん。いつかこの店が星を持つようになったら、早見倫子も俺と同じプレッシャーに悩まされるわけよ。そん時に、必要になってくるものって何だと思う?
自分を信じる力、それと自分の料理で星を取ったっていう揺るぎない手応え。
それで考えると尾花夏樹って邪魔なわけよ。
尾花夏樹
20.
料理には人を動かす力がある。それを教えてくれたのは私の尊敬する一人の料理人です。彼がいなければ何も生まれていませんでした。
早見倫子
21.
私の尊敬する料理人、尾花夏樹に負けないようにこれからも努力し続けます。
早見倫子