1.
何事も一心不乱にやれば、宇宙の真理を体で感じとることができる。
道元禅師
2.
自己に閉じ込められ、自己にこだわっている間は、世界を真に見ることができない。自己が自由に自在に動くとき、世界もいきいきと生動する。
道元禅師
3.
仏教を学ぶということは、自分を学ぶことである。自分を学ぶとは、自分を忘れることである。そして、世界の森羅万象から直接教わるのが学ぶことの本質であり、その際には、徹底的に謙虚にならなければならない。
道元禅師
4.
無益の事を行じて徒(いたずら)に時を失うなかれ
道元禅師
5.
まことに一事をこととせざれば、一智に達することなし
(一事に専念、事を成就しえずして悟りの智恵を開くことはできない)
道元禅師
6.
すべての生きとし生けるものにはみな仏性がある
道元禅師
7.
まず苦事をなせ。
(人のいやがることを進んで行う、一人一人のふとした思いやりがこの社会を明るいものにする。)
道元禅師
8.
仏道をならうというは自己をならうなり
道元禅師
9.
かならず非器なりと思うことなかれ。依行(えぎょう)せば必ず証をうべきなり
(自ら卑下することなく地道に努力すれば、必ず報われるものである。)
道元禅師
10.
貧なるべし。なまじ財多くなれば、必ずその志(こころざし)失う
道元禅師
11.
学道の人、すべからく寸陰を惜しむべし。露命、消え易し、時光、速やかに移る。を惜しみ、余事に管することなかれ
道元禅師
12.
朝に生じて夕に死し、昨日見し人今日無(亡)きこと、眼に遮り耳に近し。是れは他の上にて見聞きする事なり、我が身にひきあてて道理を思ふ事を
道元禅師
13.
生死の中に佛(仏)あれば、生死なし。
道元禅師
14.
仏道修行の功を以て代りに善果を得んと思ふことなかれ
道元禅師
15.
泥多くして、仏(ほとけ)大なり
道元禅師
16.
釈尊の悟りは雪の中に梅の花が一輪、綻び咲くところにある
道元禅師
17.
生死事大、無常迅速、光陰惜しむべし、時人を待たず
道元禅師
18.
人はなぜ生まれ、どう生きるべきかを明らかにすることが一番大切なのだ
道元禅師
19.
禅でいう主人公とは、本来の自己のこと。周囲の目を気にしてヘンにカッコつけたり、人を欺いたりせず、あるがままの自分でいる
道元禅師
20.
身心にへばりついた妄執をきれいさっぱり落とせたらどんなにいいか!坐禅はその第一歩だ
道元禅師
21.
他人の考え方にばかり光を当てるのをやめ、自分を照らし、純粋な魂と向き合いなさい
道元禅師